概要
add_rewrite_rule
関数は、WordPress のカスタムリライトルールを追加するために使用されます。この関数を使うことで、通常の URL 構造では異なる動作をするように URL を変更することができます。これにより、検索エンジン最適化(SEO)やユーザー体験を向上させるための柔軟な URL 構造を実現できます。この関数は、以下のようなシナリオでよく使われます。
- カスタム投稿タイプのためのリライトルールの追加
- カスタムフィルターやアクションの実行をするための URL のマッピング
- ページネーションのカスタマイズ
- ショートコードやエンドポイントを持つ特定のページの作成
- SEO に配慮したクリーンな URLs の生成
- API エンドポイントの作成
- 多言語サイトのための特定のルールの追加
- 特定のクエリパラメーターを持つリダイレクト用のルールの追加
構文
add_rewrite_rule( $regex, $query, $position );
パラメータ
- $regex (string): どの URL にマッチさせるかを示す正規表現。
- $query (string): マッチした URL に対してどのクエリを実行するかを示す文字列。
- $position (string): 追加するルールの位置。
'top'
もしくは'bottom'
。
戻り値
この関数は、リライトルールを追加したかどうかにかかわらず、常に null
を返します。
関連する関数
使用可能なバージョン
add_rewrite_rule
関数は、WordPress 2.1.0 で導入されました。
コアファイルのパス
wp-includes/rewrite.php
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用例 |
---|---|
mu_plugin_loaded | 〇 |
registered_post_type | 〇 |
plugins_loaded | 〇 |
wp_roles_init | |
setup_theme | 〇 |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | 〇 |
register_sidebar | |
wp_loaded | 〇 |
send_headers | |
parse_query | 〇 |
pre_get_posts | 〇 |
wp | |
template_redirect | 〇 |
get_header | |
wp_head |
この関数は現在のバージョンで非推奨または削除されていません。