概要
balanceTags
関数は、HTMLタグの整合性を保つために使用されます。具体的には、タグの付け忘れを調整する機能があり、特に以下のような場面でよく使われます。
- ユーザーからの入力を含むコメントや投稿を表示する際のタグ整形
- ショートコードの解釈時に発生する可能性のあるタグの不整合処理
- 投稿コンテンツをフィルタリングして表示する前の準備
- ウィジェット内でのHTML出力を整形する際
- カスタム投稿タイプの表示に関するタグの調整
- メール通知でのHTML埋め込みの整形
- サードパーティ製プラグインとの互換性を持たせるための調整
- テーマのテスト中に HTML 出力を修正する際のユーティリティ
構文
balanceTags( $text, $force = false );
パラメータ
$text
(string) : 調整したいテキスト。$force
(bool) : trueの場合は、すべてのタグを強制的にバランスさせる。
戻り値
- (string) 調整されたテキスト。
関連する関数
使用可能バージョン
- この関数はWordPressのバージョン1.2から利用可能です。
コアファイルのパス
wp-includes/default-filters.php
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用例 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | 〇 |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
非推奨または削除されたバージョン
- 現在のところ、
balanceTags
関数は非推奨および削除されていません。
サンプルコード
サンプルコード 1
$text = "<p>Hello, world!";
$fixed_text = balanceTags($text);
echo $fixed_text; // <p>Hello, world!</p>
説明:未閉じの<p>
タグを閉じるためにbalanceTags
関数を使用し、適切なHTMLを生成します。
サンプルコード 2
$text = "<div><h1>Title</h1><p>Content";
$fixed_text = balanceTags($text);
echo $fixed_text; // <div><h1>Title</h1><p>Content</p></div>
説明:<div>
内に未閉じの<p>
タグがある場合、それを閉じて適切なHTMLを生成します。
サンプルコード 3
$text = "This is <strong>important</strong> but <em>not closed.";
$fixed_text = balanceTags($text);
echo $fixed_text; // This is <strong>important</strong> but <em>not closed.</em>
説明:強調タグ<strong>
と<em>
のバランスを取ることで、整ったHTML出力を行います。
サンプルコード 4
$text = "<ul><li>Item 1<li>Item 2</ul>";
$fixed_text = balanceTags($text);
echo $fixed_text; // <ul><li>Item 1</li><li>Item 2</li></ul>
説明:リスト項目の未閉じタグを修正して、正しいリスト構造を生成します。
サンプルコード 5
$text = "<p>Paragraph 1<p>Paragraph 2</p>";
$fixed_text = balanceTags($text);
echo $fixed_text; // <p>Paragraph 1</p><p>Paragraph 2</p>
説明:連続する<p>
タグが未閉じの状態を修正し、適切な段落を形成します。