概要
get_category関数は、WordPressにおけるカテゴリー情報を取得するための強力な関数です。主に以下のような機能を実装する際によく使用されます。
- カテゴリー名の取得
- カテゴリーIDやスラッグを使用した情報の取得
- カテゴリーに関連する投稿のリスト表示
- フロントエンドのナビゲーションメニュー生成
- カテゴリーアーカイブのカスタマイズ
- ユーザーによるカテゴリーの選択
- カスタムクエリに基づくカテゴリーのフィルタリング
- ウィジェット内のカテゴリー情報の表示
構文
get_category( int|object $category, bool $skip_cache = false );
パラメータ
$category(int|object) – 取得したいカテゴリーのIDまたはカテゴリーオブジェクト。$skip_cache(bool) – キャッシュをスキップするかどうか。デフォルトはfalse。
戻り値
stdClass– 指定されたカテゴリーの情報を含むオブジェクト。カテゴリーが存在しない場合はnull。
関連する関数
使用可能なバージョン
- WordPress 1.5.0以降
コアファイルのパス
wp-includes/category.php
サンプルコード
サンプルコード1: カテゴリーIDを使ってカテゴリー情報を取得
$category = get_category(1);
echo 'カテゴリー名: ' . $category->name;
このコードは、IDが1のカテゴリーの情報を取得し、その名前を表示します。
サンプルコード2: スラッグを使用してカテゴリー情報を取得
$category = get_category(get_cat_ID('news'));
echo 'カテゴリー名: ' . $category->name;
このコードは「news」というスラッグを持つカテゴリーの情報を取得し、その名前を表示します。
サンプルコード3: キャッシュを使用せずにカテゴリー情報を取得
$category = get_category(1, true);
echo 'カテゴリーID: ' . $category->term_id;
このコードは、IDが1のカテゴリーの情報を取得しますが、キャッシュをスキップして新鮮な情報を取得します。
サンプルコード4: カテゴリーの詳細を取得し表示
$category = get_category(2);
if ($category) {
echo 'カテゴリー名: ' . $category->name . '<br>';
echo '説明: ' . $category->description;
}
このコードは、IDが2のカテゴリーの名前と説明を表示します。
サンプルコード5: すべてのカテゴリーを取得する
$categories = get_categories();
foreach ($categories as $category) {
echo 'カテゴリー: ' . $category->name . '<br>';
}
このコードは、すべてのカテゴリーを取得してその名前を表示します。
この関数のアクションでの使用可能性
| アクション名 | 使用例 |
|---|---|
| mu_plugin_loaded | |
| registered_post_type | |
| plugins_loaded | |
| wp_roles_init | |
| setup_theme | |
| after_setup_theme | |
| set_current_user | |
| init | 〇 |
| register_sidebar | |
| wp_loaded | 〇 |
| send_headers | |
| parse_query | 〇 |
| pre_get_posts | 〇 |
| wp | 〇 |
| template_redirect | |
| get_header | |
| wp_head | 〇 |
非推奨または削除されたバージョン
特定のWordPressバージョンにおいてget_category関数は非推奨や削除されていません。