概要
get_num_queries
関数は、WordPressの実行中に実行されたデータベースクエリの回数を取得するために使用されます。この関数は、パフォーマンスの分析やデバッグの際に非常に役立ちます。一方で、この関数は、クエリー回数を取得する以外にも、以下の機能に関連してよく使われます:
- パフォーマンスチューニング
- デバッグ情報の表示
- クエリ最適化の確認
- キャッシュの効果測定
- プラグインやテーマの開発支援
- サイトの応答性分析
- ユーザー体験向上のための検証
- レポート作成の材料
構文
int get_num_queries();
パラメータ
この関数はパラメータを取らないため、呼び出す際には引数を指定する必要はありません。
戻り値
- 実行されたクエリの数を示す整数。
関連する関数
使用可能なバージョン
- この関数はWordPress 1.5以降で使用可能です。
コアファイルのパス
wp-includes/load.php
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用可能性 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | 〇 |
register_sidebar | |
wp_loaded | 〇 |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | 〇 |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
サンプルコード
サンプルコード 1: クエリー回数の取得と表示
add_action('wp_footer', function() {
echo 'クエリ回数: ' . get_num_queries();
});
説明: このコードは、WordPressサイトのフッターに実行されたクエリ回数を表示します。
サンプルコード 2: クエリー回数をログに記録
add_action('wp_footer', function() {
error_log('クエリ回数: ' . get_num_queries());
});
説明: このコードは、実行されたクエリ回数をサーバーのエラーログに記録します。
サンプルコード 3: 条件付きでクエリー回数を表示
add_action('wp_footer', function() {
if (is_admin()) {
echo '管理画面のクエリ回数: ' . get_num_queries();
}
});
説明: 管理画面にいる場合のみ、クエリ回数を表示します。
サンプルコード 4: クエリー回数をデバッグバーに表示
add_action('debug_bar_widgets', function($bar) {
$bar->add_widget('Queries', 'クエリ回数: ' . get_num_queries());
});
説明: デバッグバーにクエリ回数を表示します。これにより、サイトのパフォーマンスを簡単に確認できます。
サンプルコード 5: 特定の条件でクエリー回数を表示
add_action('template_redirect', function() {
if (is_single()) {
echo 'この記事のクエリ回数: ' . get_num_queries();
}
});
説明: 単一投稿ページでのみ、クエリ回数を表示します。
これらのサンプルコードを参考にすることで、get_num_queries
関数の利用方法を具体的に理解し、実践的なコードを作成する手助けになるでしょう。