ワードプレスのget_num_queries関数の使用方法・解説

概要

get_num_queries 関数は、WordPressの実行中に実行されたデータベースクエリの回数を取得するために使用されます。この関数は、パフォーマンスの分析やデバッグの際に非常に役立ちます。一方で、この関数は、クエリー回数を取得する以外にも、以下の機能に関連してよく使われます:

  1. パフォーマンスチューニング
  2. デバッグ情報の表示
  3. クエリ最適化の確認
  4. キャッシュの効果測定
  5. プラグインやテーマの開発支援
  6. サイトの応答性分析
  7. ユーザー体験向上のための検証
  8. レポート作成の材料

構文

int get_num_queries();

パラメータ

この関数はパラメータを取らないため、呼び出す際には引数を指定する必要はありません。

戻り値

  • 実行されたクエリの数を示す整数。

関連する関数

使用可能なバージョン

  • この関数はWordPress 1.5以降で使用可能です。

コアファイルのパス

  • wp-includes/load.php

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード 1: クエリー回数の取得と表示

add_action('wp_footer', function() {
    echo 'クエリ回数: ' . get_num_queries();
});

説明: このコードは、WordPressサイトのフッターに実行されたクエリ回数を表示します。

サンプルコード 2: クエリー回数をログに記録

add_action('wp_footer', function() {
    error_log('クエリ回数: ' . get_num_queries());
});

説明: このコードは、実行されたクエリ回数をサーバーのエラーログに記録します。

サンプルコード 3: 条件付きでクエリー回数を表示

add_action('wp_footer', function() {
    if (is_admin()) {
        echo '管理画面のクエリ回数: ' . get_num_queries();
    }
});

説明: 管理画面にいる場合のみ、クエリ回数を表示します。

サンプルコード 4: クエリー回数をデバッグバーに表示

add_action('debug_bar_widgets', function($bar) {
    $bar->add_widget('Queries', 'クエリ回数: ' . get_num_queries());
});

説明: デバッグバーにクエリ回数を表示します。これにより、サイトのパフォーマンスを簡単に確認できます。

サンプルコード 5: 特定の条件でクエリー回数を表示

add_action('template_redirect', function() {
    if (is_single()) {
        echo 'この記事のクエリ回数: ' . get_num_queries();
    }
});

説明: 単一投稿ページでのみ、クエリ回数を表示します。

これらのサンプルコードを参考にすることで、get_num_queries 関数の利用方法を具体的に理解し、実践的なコードを作成する手助けになるでしょう。

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