ワードプレスのget_privacy_policy_urlフィルタの使用方法・解説

概要

get_privacy_policy_urlフィルタは、プライバシーポリシーページのURLを取得する際に使用されるフィルタです。このフィルタを利用すると、プライバシーポリシーページのURLをカスタマイズしたり、特定の条件に基づいて異なるURLを返すことが可能です。例えば、サイトのテーマや特定のユーザーの権限によって異なるプライバシーポリシーを表示したい場合などに便利です。

このフィルタは以下のような機能を実装する際によく使われます。

  1. プライバシーポリシーのURLをテーマやプラグインによって変更する
  2. ユーザーの役割に応じた異なるプライバシーポリシーを取得する
  3. 特定のページテンプレート用のカスタマイズされたプライバシーポリシーを提供する
  4. サイトの言語に基づいて適切なプライバシーポリシーを選択する
  5. サイトのローカルルールに従ったプライバシーポリシーを表示する
  6. プライバシーポリシーのURLをA/Bテストに使用する
  7. カスタム投稿タイプに特化したプライバシーポリシーを提供する
  8. サイトのバージョンや状態に応じて異なるプライバシーポリシーを表示する

構文

get_privacy_policy_url( $blog_id );

パラメータ

  • $blog_id (int, optional): 取得したいプライバシーポリシーのブログID。デフォルトは現在のブログのIDです。

戻り値

  • プライバシーポリシーページのURL(string)または存在しない場合は false

関連する関数

https://refwp.com/?titleonly=1&s=get_privacy_policy_url

使用可能なバージョン

  • WordPress 4.9.6 以降

コアファイルのパス

  • wp-includes/privacy.php

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード1: プライバシーポリシーURLのカスタマイズ

add_filter('get_privacy_policy_url', function() {
    return 'https://example.com/custom-privacy-policy';
});

このサンプルコードは、プライバシーポリシーのURLをカスタムURLに変更します。

サンプルコード2: 特定のユーザー役割に基づくURLの切り替え

add_filter('get_privacy_policy_url', function($url) {
    if (current_user_can('administrator')) {
        return 'https://example.com/admin-privacy-policy';
    }
    return $url;
});

このサンプルコードは、現在のユーザーが管理者の場合、異なるプライバシーポリシーのURLを返します。

サンプルコード3: 多言語対応のプライバシーポリシーURL

add_filter('get_privacy_policy_url', function($url) {
    $lang = get_locale();
    if ($lang === 'ja') {
        return 'https://example.com/ja/privacy-policy';
    }
    return $url;
});

このサンプルコードは、サイトの言語に応じてプライバシーポリシーのURLを変更します。

サンプルコード4: A/Bテスト用のURL切り替え

add_filter('get_privacy_policy_url', function($url) {
    return rand(0, 1) ? 'https://example.com/privacy-policy-a' : 'https://example.com/privacy-policy-b';
});

このサンプルコードは、A/Bテストのためにランダムに異なるプライバシーポリシーのURLを返します。

サンプルコード5: 特定の条件に基づくURLの変更

add_filter('get_privacy_policy_url', function($url) {
    if (is_user_logged_in() && current_user_can('subscriber')) {
        return 'https://example.com/subscriber-privacy-policy';
    }
    return $url;
});

このサンプルコードは、ログインしたサブスクライバーに対して特定のプライバシーポリシーのURLを返します。

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