ワードプレスのget_self_linkフィルタの使用方法・解説

概要

get_self_linkフィルタは、現在のページのURLを取得する際に使用されます。このフィルタを利用することで、デフォルトのURLを変更したり、特定の条件に基づいてURLを動的に生成したりすることができます。get_self_linkフィルタは、プラグインやテーマの開発時に以下のような機能を実装する際によく使われます。

1. ページのSEO向上
2. 訪問者へのカスタムURL表示
3. 特定の条件に基づくカスタムリンクの作成
4. ソーシャルメディアシェア用のリンク生成
5. ナビゲーションの強化
6. トラッキング用のURL変更
7. 固定リンクの管理
8. フロントエンドでのリダイレクト処理

構文

apply_filters( 'get_self_link', $self_link, $post );

パラメータ

• $self_link: 現在のページのURL（文字列）。
• $post: 現在のポストオブジェクト（WP_Post）。

戻り値

• フィルタリングされたURL（文字列）。

関連する関数

https://refwp.com/?titleonly=1&s=get_self_link

使用可能なバージョン

get_self_linkフィルタは、WordPress 2.5.0以降で利用可能です。

コアファイルのパス

wp-includes/link-template.php

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp	〇
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード1

add_filter('get_self_link', function($self_link) {
    return $self_link . '?utm_source=my_source';
});

説明: 現在のページのURLにUTMパラメータを追加して、トラッキング用のリンクを生成します。
引用元: https://example.com

サンプルコード2

add_filter('get_self_link', function($self_link) {
    if (is_single()) {
        return $self_link . '#comments';
    }
    return $self_link;
});

説明: 投稿ページ（シングルページ）のURLに、コメントセクションへのアンカーを追加します。
引用元: https://example.com

サンプルコード3

add_filter('get_self_link', function($self_link, $post) {
    if ($post->post_type == 'post') {
        return $self_link . '?view=full';
    }
    return $self_link;
}, 10, 2);

説明: 投稿タイプが”post”の投稿の場合、URLにビューパラメータを付加します。
引用元: https://example.com

サンプルコード4

add_filter('get_self_link', function($self_link) {
    return str_replace('http:', 'https:', $self_link);
});

説明: 現在のURLのhttpスキームをhttpsに変更します。
引用元: https://example.com

サンプルコード5

add_filter('get_self_link', function($self_link) {
    return $self_link . '&referrer=my_site';
});

説明: 現在のページのURLに、リファラー用のクエリストリングを追加します。
引用元: https://example.com

この内容で、get_self_linkフィルタについての理解が深まれば幸いです。