ワードプレスのget_sidebar関数の使用方法・解説

概要

get_sidebar関数は、WordPressのテーマ内でサイドバーを表示するために使用されます。この関数を利用することで、開発者はテーマ内にサイドバーを簡単に組み込むことができ、アプリケーションのデザインやレイアウトをより柔軟に調整することが可能になります。主に以下の機能を実装する際によく使われます:

  1. ナビゲーションメニューの表示
  2. カテゴリーやタグのリスト
  3. 最近の投稿やコメントの表示
  4. ウィジェットを使った情報の表示
  5. SNSアイコンやフォローボタン
  6. プロモーションバナーや広告スペース
  7. サイト情報や著者情報の表示
  8. 固定ページや特定の内容へのリンク集

構文

get_sidebar( $name );

パラメータ

  • $name (オプション): 読み込むサイドバーの名前を指定します。デフォルトは’ sidebar’です。指定した名前のファイル(例:sidebar-home.php)が存在する場合、それが読み込まれます。

戻り値

  • なし: get_sidebarはサイドバー内容を出力します。

関連する関数

バージョン

get_sidebar関数は、WordPressバージョン 1.5 から使用可能です。

コアファイルのパス

wp-includes/general-template.php

サンプルコード

サンプル1: デフォルトサイドバーの表示

<?php get_sidebar(); ?>

このコードは、テーマ内のsidebar.phpを読み込んで、デフォルトのサイドバーを表示します。

サンプル2: 特定のサイドバーを表示

<?php get_sidebar('home'); ?>

このコードは、テーマ内のsidebar-home.phpを読み込んで、特定のサイドバーを表示します。

サンプル3: ウィジェットを表示するサイドバーのカスタマイズ

<?php if ( is_active_sidebar( 'custom-sidebar' ) ) : ?>
    <?php get_sidebar('custom'); ?>
<?php endif; ?>

このコードでは、custom-sidebarがアクティブな場合にsidebar-custom.phpを表示します。

サンプル4: サイドバーにウィジェット用のHTMLを追加

<aside id="secondary" class="widget-area">
    <?php get_sidebar(); ?>
    <div class="widget">
        <h2>追加情報</h2>
        <p>ここに詳細な情報が表示されます。</p>
    </div>
</aside>

このコードは、既存のサイドバーの下に別のウィジェットを追加して、追加情報を表示します。

サンプル5: サイドバーの存在確認と表示

if ( is_active_sidebar( 'sidebar-1' ) ) {
    get_sidebar();
}

このコードは、sidebar-1が存在する場合のみサイドバーを表示します。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

この関数は、特定のワードプレスバージョンで非推奨又は削除されたことはありません。

この関数について質問する


上の計算式の答えを入力してください