ワードプレスのget_template関数の使用方法・解説

概要

get_template関数は、現在のテーマ名を取得するための関数です。この関数は、WordPressのテーマ開発において非常に役立つもので、特に以下のような機能を実装する際に使用されることがあります。

1. テンプレートファイルの管理
2. カスタムテーマ設定
3. テーマのバージョン管理
4. ページや投稿のスタイルカスタマイズ
5. ショートコードの作成
6. テーマオプションの表示
7. ウィジェットエリアの追加
8. カスタム投稿タイプの実装

構文

get_template();

パラメータ

この関数はパラメータを取りません。

戻り値

現在のテーマ名を文字列で返します。

関連する関数

• get_stylesheet
• get_option
• wp_get_theme

使用可能なバージョン

get_template関数は、WordPress 1.5以降で使用可能です。

コアファイルのパス

wp-includes/theme.php

サンプルコード

サンプルコード1

$current_template = get_template();
echo "現在のテーマ名は: " . $current_template;

このコードは、現在のテーマ名を取得して表示します。

サンプルコード2

if (get_template() === 'my-custom-theme') {
    // カスタムテーマ用のスタイルを読み込む
    wp_enqueue_style('custom-style', get_template_directory_uri() . '/style.css');
}

このコードは、現在のテーマ名が特定のカスタムテーマである場合に、スタイルシートを読み込みます。

サンプルコード3

$theme_name = get_template();
switch ($theme_name) {
    case 'theme-one':
        // テーマ用の特定の機能
        break;
    case 'theme-two':
        // 別の機能
        break;
}

このコードは、現在のテーマ名に応じて異なる機能を実行します。

サンプルコード4

add_action('wp_enqueue_scripts', function() {
    $template_name = get_template();
    if ($template_name == 'my-theme') {
        wp_enqueue_script('theme-script', get_template_directory_uri() . '/js/script.js', array(), null, true);
    }
});

このコードは、現在のテーマ名に基づいて特定のスクリプトをエンキューします。

サンプルコード5

function display_theme_name() {
    $theme_name = get_template();
    echo "このサイトは、" . esc_html($theme_name) . " を使用しています。";
}
add_action('wp_footer', 'display_theme_name');

このコードは、フッターに現在のテーマ名を表示します。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme	〇
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

非推奨または削除されたバージョン

特に非推奨または削除されたバージョンはありません。