ワードプレスのget_terms関数の使用方法・解説

概要

get_terms関数は、WordPressで特定のタクソノミーに関連するターム（用語）情報を取得するために広く使用されます。この関数は、カスタムタクソノミーやカテゴリのリストを表示する際などに便利です。以下のような機能を実装する際によく使われます。

1. カテゴリーやタグの一覧表示
2. ポートフォリオやイベントのフィルタリング
3. サイドバーやフッターにおけるタクソノミーリストの表示
4. カスタム検索フィルタ
5. クライアントのフィードバックを基にしたデータ統計
6. 関連記事のターム情報の取得
7. 商品の属性によるフィルタリング
8. SEOのためのタクソノミー最適化

構文

get_terms( $taxonomies, $args );

パラメータ

• $taxonomies (文字列または配列): 取得するタクソノミーのスラッグ。
• $args (配列): タームを取得するための追加オプション。

戻り値

取得したタームの配列。該当するタームが存在しない場合は空の配列を返します。

関連する関数

https://refwp.com/?titleonly=1&s=get_terms

使用可能なバージョン

get_terms関数は、WordPress 2.3.0以降で使用可能です。

コアファイルのパス

wp-includes/taxonomy.php

サンプルコード

サンプルコード1: 特定のタクソノミーからタームを取得

このコードは、カスタムタクソノミー「genre」のタームを全て取得して表示します。

$terms = get_terms( 'genre' );

foreach ( $terms as $term ) {
    echo $term->name . '<br>';
}

サンプルコード2: 引数を使ってタームをフィルタリング

引数を使って、特定の条件を満たすタームのみを取得する例です。この例では、「hide_in_menu」が0のタームのみを取得します。

$args = array(
    'hide_empty' => false,
    'meta_query' => array(
        array(
            'key' => 'hide_in_menu',
            'value' => 0,
            'compare' => '='
        )
    )
);

$terms = get_terms( 'custom_taxonomy', $args );

サンプルコード3: タームのカウントを取得

タームの数を取得して、それを表示するコードです。

$terms = get_terms( 'category' );
echo 'Total categories: ' . count( $terms );

サンプルコード4: タームのリンクを表示

取得したタームのリンクを表示するコードです。

$terms = get_terms( 'post_tag' );

foreach ( $terms as $term ) {
    echo '<a href="' . get_term_link( $term ) . '">' . $term->name . '</a><br>';
}

サンプルコード5: すべてのタクソノミーを取得

サイト内のすべてのタクソノミーを取得して、その名前を表示するコードです。

$taxonomies = get_taxonomies();
foreach ( $taxonomies as $taxonomy ) {
    echo $taxonomy . '<br>';
}

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init	〇
register_sidebar
wp_loaded	〇
send_headers
parse_query
pre_get_posts	〇
wp	〇
template_redirect
get_header
wp_head

非推奨または削除されたWordPressバージョン

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