概要
is_user_logged_in
関数は、現在のユーザーがログインしているかどうかを確認するために使用されます。この関数は、閲覧者がログイン済みか調べる場合に非常に便利です。主に、次のような機能を持つプラグインやテーマで利用されることが多いです:
- 会員制サイトでのアクセス制限
- プライベートコンテンツの表示
- ユーザー向けのメッセージまたは通知の表示
- ユーザーダッシュボードの表示切替
- 特典情報や割引情報の表示
- コメント機能の制御
- ユーザーエクスペリエンスの向上
- 特定のページや機能へのアクセス制御
構文
is_user_logged_in();
パラメータ
この関数はパラメータを受け取りません。
戻り値
is_user_logged_in
関数は、ユーザーがログインしていればtrue
、そうでなければfalse
を返します。
関連する関数
関連する関数には、次のようなものがあります:wp_get_current_user、is_user_admin、current_user_canなど。
使用可能なバージョン
is_user_logged_in
関数は、WordPress 1.5.0以降のバージョンで使用可能です。
コアファイルのパス
この関数は、wp-includes/user.php
ファイルに含まれています。
サンプルコード
サンプルコード 1: ユーザーがログインしている場合のメッセージ表示
if ( is_user_logged_in() ) {
echo 'ようこそ、' . wp_get_current_user()->display_name . 'さん!';
} else {
echo 'ログインしてください。';
}
このコードは、ユーザーがログインしている場合にそのユーザー名を表示し、ログインしていない場合はログインを促すメッセージを表示します。
サンプルコード 2: コンテンツの表示制御
if ( is_user_logged_in() ) {
echo '<p>ログインユーザー専用のコンテンツ</p>';
} else {
echo '<p>このコンテンツは会員限定です。</p>';
}
このコードは、ユーザーがログインしている場合にのみ特定のコンテンツを表示し、ログインしていない場合には別のメッセージを表示します。
サンプルコード 3: コメント投稿の条件制御
if ( is_user_logged_in() ) {
// コメント投稿フォームを表示
comment_form();
} else {
echo '<p>コメントを投稿するにはログインが必要です。</p>';
}
このコードでは、ユーザーがログインしている場合にコメント投稿フォームを表示し、ログインしていない場合には通知メッセージを表示します。
サンプルコード 4: ダッシュボードへのリダイレクト
if ( !is_user_logged_in() ) {
wp_redirect( home_url( '/login' ) );
exit;
}
このコードは、ユーザーがログインしていない場合にログインページにリダイレクトします。ログイン済みのユーザーにはダッシュボードが表示されます。
サンプルコード 5: 特定のメニューの表示切替
function custom_menu() {
if ( is_user_logged_in() ) {
// ログインユーザー向けメニュー
wp_nav_menu( array( 'theme_location' => 'logged-in-menu' ) );
} else {
// ゲスト向けメニュー
wp_nav_menu( array( 'theme_location' => 'guest-menu' ) );
}
}
add_action( 'wp_nav_menu', 'custom_menu' );
このコードでは、ログインしているユーザーとログインしていないユーザーに応じて異なるメニューを表示しています。
この関数のアクションでの使用可能性
アクション名 | 使用可能性 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
この関数は、特定のWordPressバージョンで非推奨または削除された場合はありません。