ワードプレスのpath_join関数の使用方法・解説

概要

path_join関数は、与えられたパス名を連結するために使用される関数です。これにより、ファイルやディレクトリのパスを簡単に形成できます。特に、動的に生成されるURLやファイルパスを扱う場合に役立ちます。以下に、この関数がよく使われる機能を挙げます。

1. ファイルパスの生成
2. URL構築
3. 動的リンク作成
4. テーマやプラグインのファイルへのパス取得
5. マルチサイトのリンク管理
6. リソースのパス作成
7. REST APIのエンドポイント生成
8. データベースファイルへのアクセスパス形成

構文

path_join( ...$paths );

パラメータ

• $paths: 可変長引数。連結するパスの部分を指定します。

戻り値

• 連結されたパス文字列を返します。

関連する関数

• path_join

使用可能なバージョン

• WordPress 3.0.0以上

コアファイルのパス

• wp-includes/functions.php

サンプルコード

サンプル1: 基本的なパスの連結

$path = path_join( 'wp-content', 'uploads' );
echo $path; // 結果: wp-content/uploads

このコードは、’wp-content’と’uploads’を連結して、新しいパスを作成します。

サンプル2: スラッグを含むパスの生成

$post_slug = 'my-post';
$path = path_join( 'posts', $post_slug );
echo $path; // 結果: posts/my-post

このコードは、固定的な文字列と動的なスラッグを連結して、投稿用のパスを作成します。

サンプル3: テーマフォルダ内の画像パス

$image_path = path_join( get_template_directory(), 'images', 'logo.png' );
echo $image_path; // 結果: wp-content/themes/your-theme/images/logo.png

このコードは、テーマディレクトリと画像ファイル名を結合して画像のパスを形成します。

サンプル4: プラグインディレクトリからのファイルパス取得

$plugin_file = path_join( plugin_dir_path( __FILE__ ), 'assets', 'style.css' );
echo $plugin_file; // 結果: /wp-content/plugins/your-plugin/assets/style.css

このコードは、現在のプラグインのディレクトリパスとファイル名を結合して、プラグイン内のCSSファイルへのパスを生成します。

サンプル5: REST APIのエンドポイント生成

$api_endpoint = path_join( rest_url( 'wp/v2' ), 'posts' );
echo $api_endpoint; // 結果: http://yourwebsite.com/wp-json/wp/v2/posts

このコードは、REST APIのベースURLとエンドポイントを連結して、ポストのAPIエンドポイントを作成します。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用可能性
mu_plugin_loaded	〇
registered_post_type
plugins_loaded	〇
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme	〇
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded	〇
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

バージョン情報

• path_join関数は非推奨又は削除されたバージョンはありません。