概要
plugin_dir_path
関数は、WordPressプラグインのファイルパスを取得するための便利な機能です。この関数は、プラグイン内のファイルやリソースへの絶対パスを取得する際によく使用されます。これにより、相対パスを使用せずに、安全にファイルを操作することが可能になります。この関数の主な使用例は以下の通りです:
- プラグインの設定ファイルのパスを取得する。
- プラグイン内のスクリプトやスタイルシートを読み込む。
- プラグインの画像やメディアファイルを参照する。
- データベースのオプションを保存するためのファイルパスを取得する。
- テンプレートファイルのパスを指定する。
- 管理画面用のスクリプトやスタイルを読み込む。
- プラグインの言語ファイルのパスを取得する。
- 特定のライブラリやクラスのパスを取得する。
構文
plugin_dir_path( string $file )
パラメータ
$file
(string): プラグインフォルダを取得するための基準となるファイルのパス。
戻り値
- (string): プラグインフォルダへの絶対パス。
関連する関数
使用可能なバージョン
- WordPress 2.0.0以降
コアファイルのパス
wp-includes/plugin.php
サンプルコード
サンプルコード1: プラグインの設定ファイルのパスを取得する
$settings_file = plugin_dir_path(__FILE__) . 'settings.php';
このコードは、現在のファイルのディレクトリを基準として、settings.php
という設定ファイルの絶対パスを取得します。
サンプルコード2: スタイルシートを読み込む
function my_plugin_enqueue_styles() {
wp_enqueue_style('my-plugin-styles', plugin_dir_url(__FILE__) . 'css/style.css');
}
add_action('wp_enqueue_scripts', 'my_plugin_enqueue_styles');
このコードは、プラグインのスタイルシートをテーマに読み込むためのものです。
サンプルコード3: プラグインの画像ファイルへアクセス
$image_url = plugin_dir_url(__FILE__) . 'images/logo.png';
このコードは、プラグイン内のimages
ディレクトリにあるlogo.png
のURLを取得します。
サンプルコード4: テンプレートファイルのパスを取得
include(plugin_dir_path(__FILE__) . 'templates/template.php');
このコードは、プラグイン内のテンプレートファイルをインクルードする際にそのパスを取得します。
サンプルコード5: 言語ファイルのパスを取得
load_plugin_textdomain('my-plugin', false, plugin_dir_path(__FILE__) . 'languages/');
このコードは、プラグインの翻訳ファイルを読み込む際の絶対パスを指定しています。
この関数のアクションでの使用可能性
アクション名 | 使用状況 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | 〇 |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | 〇 |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
非推奨又は削除されたバージョン
特定のワードプレスバージョンで非推奨又は削除された情報はありません。