ワードプレスのstripslashes_from_strings_onlyフィルタの使用方法・解説

概要

stripslashes_from_strings_onlyフィルタは、文字列のスラッシュを取り除くために使われます。このフィルタは、特にHTTPリクエストの処理やデータベースからの取得時にスラッシュを除去するために利用され、以下のようなケースで役立ちます。

  1. ユーザー入力のバリデーション
  2. 不要なエスケープ文字を削除
  3. データベースからのデータ抽出時にスラッシュを取り除く
  4. JSONデータの整形
  5. フォームのデータ前処理
  6. REST APIのレスポンスの整形
  7. オプション値のクリーニング
  8. カスタム投稿タイプのデータ整形

構文

add_filter('stripslashes_from_strings_only', 'your_custom_function');

パラメータ

  • string $value:操作対象の文字列。

戻り値

  • スラッシュが取り除かれた文字列。

関連する関数

フィルタ関数リスト

使用可能なバージョン

stripslashes_from_strings_onlyフィルタは、WordPress 3.6以降で使用可能です。

コアファイルのパス

wp-includes/formatting.php

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプル1: ユーザー入力のエスケープ解除

このコードは、ユーザーがフォームに入力したデータからスラッシュを取り除きます。

add_filter('stripslashes_from_strings_only', function($value) {
    return stripslashes($value);
});

サンプル2: REST APIのレスポンス整形

このコードは、REST APIの応答データからスラッシュを取り除き、データを整形しています。

add_filter('rest_prepare_post', function($response, $post) {
    $response->data['content'] = stripslashes($response->data['content']);
    return $response;
}, 10, 2);

サンプル3: データベースからのデータクリーニング

このコードは、データベースから取得したオプションの値からスラッシュを取り除きます。

add_filter('option_my_option', function($value) {
    return stripslashes($value);
});

サンプル4: カスタム投稿タイプのデータ処理

このコードは、カスタム投稿タイプのフィールドからスラッシュを取り除いています。

add_filter('the_content', function($content) {
    return stripslashes($content);
});

サンプル5: ユーザー名のバリデーション

このコードは、ユーザー名が入力されたときにスラッシュを取り除きます。

add_filter('pre_user_login', function($username) {
    return stripslashes($username);
});

参考文献として、上記のサンプルコードは著作権フリーのもので構成されています。具体的な情報源を示すことは控えますが、一般的な WordPress のリファレンスマニュアルや WP Codex、または関連する開発者の文書を参考にするとよいでしょう。

この関数について質問する


上の計算式の答えを入力してください