概要
utf8_uri_encode
関数は、文字列をURIエンコードするための関数です。この関数は特に、URLに含まれる特別な文字を安全に処理するために非常に役立ちます。以下のような状況でよく使用されます。
- パラメータとして渡されるユーザー生成コンテンツのエンコード
- スラッグ(URLの一部)やカテゴリ名の生成
- エラーメッセージを表示する際のURLエンコード
- カスタム投稿タイプやタクソノミーに関するカスタムURLの作成
- モバイルアプリや外部アプリケーションとのデータ交換
- APIのリクエストに含まれる文字列のエンコード
- ウェブフックで送信されるデータの整形
- グローバルなURLを指定する際のエンコード処理
構文
string utf8_uri_encode( string $string, int $length = 0 );
パラメータ
- $string: エンコード対象の文字列
- $length (オプション): エンコードする文字列の最大長
戻り値
エンコードされた文字列
関連する関数
使用可能なバージョン
utf8_uri_encode
関数は、WordPressのバージョン 2.8 以降で使用可能です。
コアファイルのパス
wp-includes/formatting.php
サンプルコード
サンプルコード 1: 基本的な文字列エンコード
$string = "こんにちは、世界!";
$encoded_string = utf8_uri_encode($string);
echo $encoded_string; // "こんにちは、世界!" がエンコードされる
このコードは、”こんにちは、世界!” という文字列をURIエンコードします。
サンプルコード 2: URLの一部のエンコード
$post_title = "特別な投稿タイトル";
$post_slug = utf8_uri_encode($post_title);
echo $post_slug; // "特別な投稿タイトル" がエンコードされる
このコードは特別な投稿のタイトルをスラッグとして使うためにエンコードしています。
サンプルコード 3: パラメータのエンコード
$query_param = "特定の値&条件";
$encoded_param = utf8_uri_encode($query_param);
echo $encoded_param; // "特定の値&条件" がエンコードされる
このコードは、クエリパラメータを安全に送信するためにエンコードします。
サンプルコード 4: 複数の言語を含むURLのエンコード
$string = "Hello, 世界!";
$encoded_string = utf8_uri_encode($string);
echo $encoded_string; // "Hello,%20%E4%B8%96%E7%95%8C%21" がエンコードされる
このコードは、英語と日本語を含む文字列をURIエンコードします。
サンプルコード 5: エンコードされた文字列のデコード
$encoded_string = "Hello,%20%E4%B8%96%E7%95%8C%21";
$decoded_string = rawurldecode($encoded_string);
echo $decoded_string; // "Hello, 世界!" に戻る
このコードは、エンコードされた文字列をデコードして元の値に戻します。
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用可能性 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | 〇 |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | 〇 |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
非推奨または削除されたバージョン
utf8_uri_encode
関数は、特定のバージョンで非推奨または削除されたことはありません。