概要
wp_check_invalid_utf8
関数は、文字列に文字エンコーディングがUTF-8として不適切なものがないか調べる際に使用されます。この関数は、主に以下のようなシナリオで使われることが一般的です。
- ユーザー入力されたデータの検証
- データベースに保存する前のデータチェック
- 外部APIから受け取ったデータの検証
- インポートするデータの前処理
- テーマやプラグインの設定を扱う際の文字列確認
- 投稿やコメントのコンテンツ検証
- 記事やメタデータの整合性チェック
- フィルタリングやサニタイズプロセスの一環として
構文
wp_check_invalid_utf8( $string );
パラメータ
$string
(string): チェックしたい文字列。
戻り値
bool
: 文字列が有効なUTF-8であればtrue
、不正なUTF-8であればfalse
を返します。
関連する関数
使用可能なバージョン
wp_check_invalid_utf8
関数は、WordPressのバージョン3.4以降で使用可能です。
コアファイルのパス
wp-includes/formatting.php
この関数のアクションでの使用可能性
アクション名 | 使用可能性 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
サンプルコード
サンプルコード 1: 基本的なUTF-8チェック
$string = "正しいUTF-8文字列";
$is_valid = wp_check_invalid_utf8($string);
if ($is_valid) {
echo "この文字列は有効なUTF-8です";
} else {
echo "この文字列は無効なUTF-8です";
}
このコードは、与えられた文字列が有効なUTF-8かどうかをチェックし、その結果を表示します。
サンプルコード 2: 投稿データのチェック
function validate_post_content($content) {
if (wp_check_invalid_utf8($content)) {
// 投稿が有効なUTF-8である場合の処理
return $content;
} else {
// エラーメッセージの表示
return "無効なUTF-8データが含まれています。";
}
}
この関数は、投稿内容が有効なUTF-8かを確認し、無効であればエラーメッセージを返します。
サンプルコード 3: データインポート時のチェック
function import_data($data) {
foreach ($data as $item) {
if (!wp_check_invalid_utf8($item)) {
// 無効なUTF-8データをスキップ
continue;
}
// 有効なUTF-8データの処理
}
}
このコードは、インポートするデータリスト内の各アイテムをチェックし、無効なUTF-8を持つアイテムをスキップします。
サンプルコード 4: APIレスポンスの検証
$response = file_get_contents('https://example.com/api/data');
if (!wp_check_invalid_utf8($response)) {
// エラーハンドリング
die("無効なUTF-8レスポンス");
}
// 正常な処理
$data = json_decode($response, true);
このコードは、外部APIからのレスポンスが有効なUTF-8であることを確認し、無効であればエラーメッセージを表示します。
サンプルコード 5: ユーザー入力の検証
if ($_SERVER['REQUEST_METHOD'] === 'POST') {
$user_input = $_POST['user_input'];
if (!wp_check_invalid_utf8($user_input)) {
echo "無効な文字入力です。";
} else {
echo "入力は有効です。";
}
}
このコードは、フォームからのユーザー入力をチェックして、有効なUTF-8であるかどうかを判断します。