ワードプレスのwp_debug_mode定数の使用方法・解説

概要

WP_DEBUG 定数は、WordPress のデバッグ用の設定を行うためのもので、開発中やテスト環境でエラーを特定しやすくするために利用されます。この定数は、さまざまなデバッグ情報を表示させることで、開発者がコードの問題を見つけやすくするために役立ちます。以下は、この定数がよく使われる状況の例です。

  1. PHP エラーや警告の表示
  2. エラーログの記録
  3. プラグインやテーマの競合チェック
  4. デバッグ情報の表示
  5. 未定義の変数や関数の警告を表示
  6. 開発段階のコードのテスト
  7. デバッグバーの有効化
  8. サイトのパフォーマンスの分析

構文

define( 'WP_DEBUG', true );

パラメータ

  • true または false
    • true:デバッグモードを有効にする
    • false:デバッグモードを無効にする

戻り値

  • 定数の設定に応じて true または false

関連する関数

wp_debug_mode

使用可能なバージョン

  • WordPress 2.0 以降で使用可能

コアファイルのパス

  • wp-config.php

この関数のアクションでの使用可能性

アクション名 使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード1: エラーを表示する設定

define( 'WP_DEBUG', true );

このコードは、デバッグモードを有効にし、PHP エラーや警告を表示します。これにより、開発者は問題を特定しやすくなります。

サンプルコード2: エラーログを保存する設定

define( 'WP_DEBUG_LOG', true );

このコードは、デバッグエラーを wp-content/debug.log に保存する設定を行います。これによって、後でエラーログを確認できるようになります。

サンプルコード3: エラー表示を無効にする設定

define( 'WP_DEBUG', false );

このコードは、デバッグモードを無効にし、エラーメッセージの表示を停止します。これは、運用環境に適した設定です。

サンプルコード4: エラーを画面に表示する設定

define( 'WP_DEBUG_DISPLAY', true );

このコードは、エラーをブラウザの画面に直接表示するように設定します。目の前でエラーが確認できるため、デバッグに役立ちます。

サンプルコード5: マイナスエラー設定

define( 'WP_DEBUG_DISPLAY', false );

このコードは、エラーを画面に表示せず、代わりにエラーログを使用する設定です。運用中のサイトでエラーメッセージを隠すのに役立ちます。

これらのサンプルコードはそれぞれ独自の目的に使われ、WordPress の開発環境や運用環境でのデバッグ支援に寄与します。

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