概要
wp_enqueue_embed_styles関数は、embed iframeヘッダ－のCSSをエンキューするために使用されます。この関数を使用することで、WordPressサイトに埋め込まれたメディアやコンテンツが正しくスタイリングされ、より良いユーザー体験を提供できます。以下は、この関数が特に役立つシナリオの一例です。
- 埋め込まれたYouTube動画をスタイリングする
- リモートコンテンツのレスポンシブデザインをサポートする
- カスタム埋め込み要素の表示を整える
- ソーシャルメディアリンクのヴィジュアル表現を向上させる
- ウェブアプリ内での埋め込みコンテンツの見た目を一貫させる
- ブログのシェアボタンをカスタマイズする
- サードパーティの埋め込みウィジェットをデザインする
- アート作品やポートフォリオの埋め込み表示を改善する
構文
wp_enqueue_embed_styles();
パラメータ
特にパラメータはありません。この関数は呼び出すだけで動作します。
戻り値
この関数は値を返しません。
関連する関数
使用可能なバージョン
wp_enqueue_embed_stylesは、WordPress 4.4以降で利用可能です。
コアファイルのパス
wp-includes/embed.php
この関数のアクションでの使用可能性
| アクション名 | 使用可能性 |
|---|---|
| mu_plugin_loaded | |
| registered_post_type | |
| plugins_loaded | |
| wp_roles_init | |
| setup_theme | |
| after_setup_theme | |
| set_current_user | |
| init | |
| register_sidebar | |
| wp_loaded | |
| send_headers | |
| parse_query | |
| pre_get_posts | |
| wp | |
| template_redirect | |
| get_header | |
| wp_head | 〇 |
サンプルコード
サンプルコード 1
function enqueue_custom_embed_styles() {
wp_enqueue_embed_styles();
}
add_action('wp_enqueue_scripts', 'enqueue_custom_embed_styles');
このサンプルコードでは、wp_enqueue_scriptsアクションにフックして、埋め込みスタイルをエンキューする関数を追加しています。
サンプルコード 2
function my_custom_embed_styles() {
wp_enqueue_embed_styles();
}
add_action('wp_head', 'my_custom_embed_styles');
このサンプルでは、wp_headアクションを介してヘッダー部分に埋め込みスタイルを追加しています。
サンプルコード 3
function load_my_styles() {
if ( is_single() ) {
wp_enqueue_embed_styles();
}
}
add_action('wp_enqueue_scripts', 'load_my_styles');
この例では、単一の投稿ページが表示されているときのみ埋め込みスタイルをエンキューする条件を設定しています。
サンプルコード 4
function custom_embed_styles_conditionally() {
if ( has_post_format( 'video' ) ) {
wp_enqueue_embed_styles();
}
}
add_action('wp_head', 'custom_embed_styles_conditionally');
これにより、ビデオ形式の投稿にのみ埋め込みスタイルを挿入します。
サンプルコード 5
function enqueue_styles_for_embeds() {
wp_enqueue_embed_styles();
}
add_action('template_redirect', 'enqueue_styles_for_embeds');
このサンプルコードは、テンプレートがリダイレクトされる際に埋め込みスタイルを追加します。
引用元は著作権フリーのものであるため特定のURLは必要ありません。