概要
wp_generate_password
関数は、WordPressでランダムなパスワードを生成するための関数です。この関数は、ユーザーアカウントの作成やセキュリティ機能の実装など、様々な場面で利用されます。以下は、この関数が使われる場面の一例です。
- 新規ユーザー登録時の初期パスワード生成
- パスワードリセット機能
- セキュリティトークンの生成
- 一時的なアクセス用パスワードの発行
- 自動生成されたパスワードの割り当て
- ショートコードでのパスワード生成
- プラグインの設定での初期値の生成
- アカウント復旧のためのパスワード生成
構文
wp_generate_password( $length = 12, $special_chars = true );
パラメータ
$length
(int) – 生成するパスワードの長さを指定します。デフォルトは12です。$special_chars
(bool) – 特殊文字を含めるかどうかを指定します。デフォルトはtrue
です。
戻り値
この関数は、生成されたランダムなパスワードを文字列として返します。
関連する関数
使用可能なバージョン
wp_generate_password
関数は、WordPress 2.5.0以降で使用可能です。
コアファイルのパス
wp-includes/pluggable.php
サンプルコード
サンプルコード1: 基本的なパスワード生成
$password = wp_generate_password();
echo $password; // 12文字のランダムパスワードを生成して表示
このコードでは、wp_generate_password
関数を使用して、デフォルトの12文字のランダムなパスワードを生成し、表示します。
サンプルコード2: パスワードの長さ指定
$password = wp_generate_password(16);
echo $password; // 16文字のランダムパスワードを生成して表示
ここでは、パスワードの長さを16文字に指定してランダムパスワードを生成し、表示します。
サンプルコード3: 特殊文字を含まないパスワード生成
$password = wp_generate_password(12, false);
echo $password; // 12文字の特殊文字なしのランダムパスワードを生成して表示
このコードは、特殊文字を含まない12文字のランダムなパスワードを生成します。
サンプルコード4: パスワードをファイルに保存
$password = wp_generate_password();
file_put_contents('password.txt', $password); // パスワードをテキストファイルに保存
この例では、生成されたランダムパスワードをpassword.txt
というファイルに保存します。
サンプルコード5: パスワードのリセット用に生成
$user = 'example@example.com';
$reset_key = wp_generate_password(); // リセットキーとしてパスワードを生成
echo "リセットキー: $reset_key"; // パスワードをリセットキーとして表示
ここでは、リセット用のキーとしてパスワードを生成し、表示しています。
この関数のアクションでの使用可能性
アクション名 | 使用例 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | 〇 |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | 〇 |
register_sidebar | |
wp_loaded | 〇 |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
非推奨または削除されたバージョンについて
現在、wp_generate_password
関数は非推奨または削除されているバージョンはありません。