概要
wp_get_webp_info関数は、WebP形式の画像ファイルに関する情報を取得するためのWordPressの関数です。この関数は、特に次のような機能を実装する際に頻繁に使用されます。
- WebP画像の圧縮率分析
- 画像最適化ツールの開発
- メディアライブラリの拡張
- 画像表示の最適化
- レスポンシブ画像のサポート
- コンテンツ管理システム(CMS)でのメディア処理
- サイトパフォーマンスの向上
- カスタム画像処理プラグインの作成
構文
$array = wp_get_webp_info($src);
パラメータ
$src(string) – WebP画像ファイルのURLまたはパス。
戻り値
- 配列: WebPファイルに関する情報（サイズやメタデータなど）を含む配列。
関連する関数
使用可能なバージョン
この関数は、WordPressのバージョン5.8以降で利用可能です。
コアファイルのパス
wp_get_webp_info関数は、次のファイルに含まれています：
wp-includes/media.php
この関数のアクションでの使用可能性
| アクション | 使用例 |
|---|---|
| mu_plugin_loaded | |
| registered_post_type | |
| plugins_loaded | |
| wp_roles_init | |
| setup_theme | |
| after_setup_theme | |
| set_current_user | |
| init | |
| register_sidebar | |
| wp_loaded | |
| send_headers | |
| parse_query | |
| pre_get_posts | |
| wp | |
| template_redirect | |
| get_header | |
| wp_head |
サンプルコード
サンプルコード1: WebPファイルの大きさを取得する
$webp_info = wp_get_webp_info('path/to/image.webp');
echo 'WebPファイルのサイズ: ' . $webp_info['size'];
このコードは、指定されたWebPファイルのサイズを取得し、出力します。
サンプルコード2: WebP画像のメタデータを表示する
$webp_info = wp_get_webp_info('path/to/image.webp');
echo 'WebPファイルの幅: ' . $webp_info['width'];
echo 'WebPファイルの高さ: ' . $webp_info['height'];
このコードは、WebPファイルの幅と高さを取得し、表示します。
サンプルコード3: WebP画像の存在をチェックする
$webp_info = wp_get_webp_info('path/to/image.webp');
if ($webp_info) {
echo 'WebP画像が存在します。';
} else {
echo 'WebP画像が見つかりません。';
}
このコードは、指定されたWebP画像が存在するかどうかをチェックし、適切なメッセージを表示します。
サンプルコード4: アップロードされたWebP画像の情報を取得する
function my_webp_upload_info($file) {
if ($file['type'] === 'image/webp') {
$info = wp_get_webp_info($file['tmp_name']);
// 追加の処理
}
return $file;
}
add_filter('wp_handle_upload_prefilter', 'my_webp_upload_info');
このコードは、アップロードされるファイルがWebP形式のとき、その情報を取得し、さらなる処理を行うためのフィルターを追加します。
サンプルコード5: WebP画像を表示する
$webp_info = wp_get_webp_info('path/to/image.webp');
if ($webp_info) {
echo '<img src="path/to/image.webp" width="' . $webp_info['width'] . '" height="' . $webp_info['height'] . '">';
}
このコードは、WebP画像の情報を取得し、その幅と高さを指定して画像を表示します。