概要
wp_is_development_mode
関数は、現在の開発モードを調べるための関数です。この関数は、WordPressの開発環境で特定の機能を有効にするかどうかを判断する際によく使用されます。例えば、デバッグ用の機能を表示したり、開発中のプラグインやテーマのテストを行ったりする場合に便利です。この関数は主に以下のような機能を実装する際に使用されます。
- プラグインやテーマのデバッグ情報を表示
- エラーメッセージの詳細を表示
- 開発者向けの追加設定を適用
- 特定のデバッグバー機能を有効化
- パフォーマンス向上のため、開発環境専用の機能を有効化
- 開発環境でのみ実行されるスクリプトやスタイルの登録
- ユーザーのセッション管理のデバッグ
- エラー監視やログ生成の条件分岐
関数の構文
wp_is_development_mode()
パラメータ
この関数はパラメータを持ちません。
戻り値
この関数は、現在の開発モードが有効であるかどうかを示すブール値(true
またはfalse
)を返します。
関連する関数
使用可能なバージョン
- WordPress 5.0以降
コアファイルのパス
wp-includes/functions.php
サンプルコード
サンプルコード 1: 開発モードチェック
このサンプルコードは、開発モードが有効な場合にデバッグ情報を表示します。
if ( wp_is_development_mode() ) {
echo 'Development mode is active!';
}
サンプルコード 2: エラーログの有効化
このサンプルコードは、開発モードが有効な場合にエラーログを有効化します。
if ( wp_is_development_mode() ) {
ini_set('display_errors', 1);
error_reporting(E_ALL);
}
サンプルコード 3: スタイルシートの条件登録
このサンプルコードは、開発モードの時に追加のスタイルシートを登録します。
function my_enqueue_styles() {
if ( wp_is_development_mode() ) {
wp_enqueue_style( 'dev-styles', get_template_directory_uri() . '/dev-styles.css' );
}
}
add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'my_enqueue_styles' );
サンプルコード 4: デバッグバーの表示
このサンプルコードは、開発モードの場合にデバッグバーを表示します。
if ( wp_is_development_mode() ) {
add_filter( 'show_admin_bar', '__return_true' );
}
サンプルコード 5: 特定条件下でのフック実行
このサンプルコードは、開発モードが有効な場合に特定のフックを追加します。
function my_custom_init() {
if ( wp_is_development_mode() ) {
// 開発モード用のフックを追加
add_action( 'init', 'my_dev_hook' );
}
}
add_action( 'plugins_loaded', 'my_custom_init' );
この関数のアクションでの使用可能性
アクション名 | 使用例 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | 〇 |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | 〇 |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
非推奨または削除されたバージョン
現在のところ、wp_is_development_mode
関数は非推奨または削除されていません。