ワードプレスのwp_list_users関数の使用方法・解説

概要

wp_list_users 関数は、WordPress のユーザーリストを取得するための便利な機能です。主に以下のような場合に使用されます。

  1. ユーザー管理ページの表示
  2. カスタムダッシュボードウィジェットの作成
  3. メンバーシップサイトのユーザーリスト表示
  4. 特定の役割を持つユーザーのフィルタリング
  5. フロントエンドでのユーザーリストの表示
  6. コメントの投稿者リストの表示
  7. ニュースレターへの登録ユーザーの管理
  8. プロフィールページにおけるユーザー情報の表示

構文

wp_list_users( $args );

パラメータ

  • $args (array): ユーザーリストを取得する際のオプションを配列で指定します。主なオプションには以下が含まれます。
    • orderby: ユーザーの並び順(デフォルトは ‘display_name’)
    • order: 並び順(’ASC’ または ‘DESC’)
    • number: 取得するユーザーの数
    • role: 取得するユーザーの役割

戻り値

  • (string): 指定された条件にマッチするユーザーのリストをHTML形式で返します。

関連する関数

使用可能なバージョン

  • WordPress バージョン 2.5.0 以降で使用可能

コアファイルのパス

  • wp-includes/user.php

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプル1: 基本的なユーザーリストの表示

このサンプルでは、デフォルトの設定で全てのユーザーをリスト表示します。

<?php
wp_list_users();
?>

サンプル2: 特定の役割のユーザーを表示

このコードは、”subscriber”(登録ユーザー)という役割を持つユーザーのみを表示します。

<?php
wp_list_users( array( 'role' => 'subscriber' ) );
?>

サンプル3: ユーザーをアルファベット順に並べる

このサンプルでは、ユーザーを名前の昇順で並べ替えて表示します。

<?php
wp_list_users( array( 'orderby' => 'display_name', 'order' => 'ASC' ) );
?>

サンプル4: 最初の5人のユーザーを表示

このサンプルコードは、取得するユーザーを5人に制限して表示します。

<?php
wp_list_users( array( 'number' => 5 ) );
?>

サンプル5: ユーザーリストのカスタマイズ

このサンプルでは、カスタムHTMLを使ってユーザーリストを表示します。

<?php
wp_list_users( array( 'style' => 'list', 'echo' => false ) );
?>

これで、wp_list_users 関数に関する基本的な理解が得られ、いくつかのサンプルコードを通じて具体的な使用例を見ることができました。

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