概要
wp_set_option_autoload_values関数は、WordPressのオプションテーブルに格納されるオプションの自動ロード設定を変更するために使用されます。この関数は、特にプラグインやテーマの開発において、複数オプションのオートロード指定を設定する場面でよく利用されます。以下は、その実装がよく用いられる機能の例です。
- プラグイン設定の管理
- テーマオプションの設定
- ユーザーロールの管理
- 設定ページの自動ロードのフラグ設定
- デフォルト設定の作成
- オプションを使用するカスタムウィジェットの設定
- カスタムポストタイプの設定
- ショートコードの初期設定
構文
wp_set_option_autoload_values( array $options );
パラメータ
$options: 自動ロードに設定するオプション名と値の配列。
戻り値
- 成功した場合は
trueを、失敗した場合はfalseを返します。
関連する関数
使用可能なバージョン
- WordPress 5.1 以降で使用可能。
コアファイルのパス
wp-includes/options.php
サンプルコード
以下に、wp_set_option_autoload_valuesを利用するサンプルコードを5点示します。
サンプルコード 1
$options = array(
'my_plugin_option_1' => 'value1',
'my_plugin_option_2' => 'value2',
);
$result = wp_set_option_autoload_values($options);
このコードは、プラグインで使用する2つのオプションの自動ロード設定を行っています。
サンプルコード 2
$options = array(
'theme_color' => 'blue',
'font_size' => '16px',
);
$result = wp_set_option_autoload_values($options);
このコードでは、テーマのカスタマイズオプションを自動ロードに設定します。
サンプルコード 3
$options = array(
'default_widget_settings' => array('title' => 'My Widget'),
);
$result = wp_set_option_autoload_values($options);
このコードは、カスタムウィジェットのデフォルト設定を自動ロードカスタマイズとして登録します。
サンプルコード 4
$options = array(
'user_role' => 'editor',
);
$result = wp_set_option_autoload_values($options);
このコードは、エディターロールの設定をオートロードオプションとして指定しています。
サンプルコード 5
$options = array(
'site_logo' => 'logo.png',
'homepage_layout' => 'grid',
);
$result = wp_set_option_autoload_values($options);
このコードでは、サイトのロゴとホームページのレイアウト設定をオートロードオプションに設定します。
この関数のアクションでの使用可能性
| アクション | 使用可能性 |
|---|---|
| mu_plugin_loaded | |
| registered_post_type | |
| plugins_loaded | 〇 |
| wp_roles_init | |
| setup_theme | |
| after_setup_theme | 〇 |
| set_current_user | |
| init | 〇 |
| register_sidebar | |
| wp_loaded | 〇 |
| send_headers | |
| parse_query | |
| pre_get_posts | |
| wp | |
| template_redirect | |
| get_header | |
| wp_head |
非推奨または削除されたバージョン
- 現在、
wp_set_option_autoload_valuesは非推奨または削除されたバージョンはありません。