概要
wp_unschedule_event
関数は、WordPressでスケジュールされたアクションをキャンセルするために使用されます。これは、特定のイベントがもう必要なくなった場合や、条件が変わった場合に、そのイベントの実行を取り消すのに役立ちます。この関数は、データベースで管理されているアクションのスケジュールを取り扱う際に非常に役立ちます。
よく使われる機能
- 定期的なバックアップ作業のキャンセル
- 定期的なデータの更新作業の停止
- プラグインによる一時的な機能の制御
- ユーザーアクションに基づくイベントのスケジュール解除
- テスト環境におけるスケジュール解除の管理
- サーバーの負荷を軽減する目的での不要なイベントの取り消し
- エラー発生時の自動処理の無効化
- 管理者による手動イベント削除の実装
構文
wp_unschedule_event( string $timestamp, string $hook, array $args = array() )
パラメータ
- $timestamp (string): スケジュールされたイベントのタイムスタンプ。
- $hook (string): スケジュールされているアクションフック名。
- $args (array): (オプション) イベントに関連付けられた引数の配列。
戻り値
- 成功した場合は
true
を返し、失敗した場合はfalse
を返します。
関連する関数
使用可能なバージョン
wp_unschedule_event
関数は、WordPress 2.1.0以降で使用可能です。
コアファイルのパス
wp-includes/cron.php
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用例 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
wp_unschedule_event
関数は現在、特定のWordPressバージョンで非推奨や削除されていません。そのため、使用に関して特に注意が必要なバージョンはありません。