ワードプレスのwp_validate_boolean関数の使用方法・解説

概要

wp_validate_boolean関数は、引数として与えられた値がブール値かどうかを検証するための関数です。この関数は、設定オプションやユーザーの入力を扱う際に、意図しない型のデータを防ぐために非常に便利です。具体的には、次のようなシナリオでよく使用されます。

  1. カスタム設定オプションの検証
  2. プラグインやテーマの設定に対する入力値の確認
  3. ユーザーのフィードバックに基づくフラグの設定
  4. APIのリクエストパラメータのバリデーション
  5. コントローラのリクエストデータのサニタイズ
  6. ウィジェットのオプションの処理
  7. ショートコードの属性のバリデーション
  8. 投稿やページのメタデータの検証

構文

wp_validate_boolean( mixed $value )

パラメータ

  • $value (mixed): 検証したい値。ブール値に変換される。

戻り値

  • (bool): $valueが真の場合はtrue、それ以外はfalse

関連する関数

ワードプレスのバージョン

この関数は、WordPress 3.0.0以降で使用可能です。

コアファイルパス

wp-includes/functions.php

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用可否
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード1: テーマの設定オプションの検証

$show_on_home = get_option( 'show_on_home' );
$show_on_home = wp_validate_boolean( $show_on_home );
// $show_on_homeはブール値になる

このコードは、テーマのオプションであるshow_on_homeの値を取得し、それがブール値であることを保証します。

サンプルコード2: プラグイン設定の処理

$my_plugin_option = isset( $_POST['my_plugin_option'] ) ? $_POST['my_plugin_option'] : 'false';
$my_plugin_option = wp_validate_boolean( $my_plugin_option );
// 設定をブール値に変換

このコードは、プラグインのオプションをPOSTリクエストから取得し、ブール値に変換します。

サンプルコード3: 特定の条件に基づくフラグ設定

$user_notification = '1'; // 文字列
$user_notification = wp_validate_boolean( $user_notification );
// $user_notificationはtrueになります

このコードは、ユーザーからの通知設定を文字列として受け取り、ブール値に変換しています。

サンプルコード4: APIレスポンスの処理

$response = get_api_response();
$response['active'] = wp_validate_boolean( $response['active'] );
// APIからの値をブール値に変換

このコードは、APIから取得したレスポンスのactiveフィールドをブール値として処理しています。

サンプルコード5: ウィジェットオプションの検証

$widget_options = get_option( 'my_widget_options' );
$widget_options['is_active'] = wp_validate_boolean( $widget_options['is_active'] );
// ウィジェットがアクティブかどうかを確認

このコードは、ウィジェットのオプションを取得し、is_activeフィールドの値をブール値に変換しています。

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