プラグインWooCommerceのwoocommerce_screen_idsフィルタの使用方法・解説

概要

woocommerce_screen_ids フィルタは、WooCommerce の特定の画面 ID をカスタマイズするために使用されるフックです。このフィルタを使用することで、開発者はWooCommerceのバックエンドやフロントエンドの特定の機能を操作しやすくなります。このフィルタは主に以下のような機能を実装する際に役立ちます：

管理画面のカスタマイズ
特定のページにおけるスクリプトやスタイルの追加
特定の条件下でのウィジェットの表示制御
認証や権限に基づくコンテンツの調整
特定画面のメタデータの拡張
画面別エラーメッセージや通知の調整

構文

add_filter('woocommerce_screen_ids', 'your_custom_function_name');

パラメータ

woocommerce_screen_ids：フィルタリング対象の画面 ID の配列。

戻り値

修正後の画面 ID の配列。

使用可能なプラグインのバージョン

WooCommerce 4.0 以降

使用可能なWordPressのバージョン

WordPress 5.0 以降

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード1: カスタムスクリーンIDの追加

add_filter('woocommerce_screen_ids', 'add_custom_woocommerce_screen');
function add_custom_woocommerce_screen($screen_ids) {
    $screen_ids[] = 'my-custom-screen';
    return $screen_ids;
}

このサンプルコードは、WooCommerceのスクリーンIDにカスタムIDを追加します。

サンプルコード2: 特定のスクリーンIDを削除

add_filter('woocommerce_screen_ids', 'remove_woocommerce_screen');
function remove_woocommerce_screen($screen_ids) {
    $screen_ids = array_diff($screen_ids, ['shop_order']);
    return $screen_ids;
}

このサンプルコードは、特定のスクリーンID（この場合はショップ注文画面）を削除します。

サンプルコード3: スクリーンIDごとにスタイルを読み込む

add_filter('woocommerce_screen_ids', 'enqueue_styles_based_on_screen');
function enqueue_styles_based_on_screen($screen_ids) {
    if (in_array('edit-shop_order', $screen_ids)) {
        wp_enqueue_style('custom-order-style', plugin_dir_url(__FILE__) . 'css/custom-order.css');
    }
    return $screen_ids;
}

このサンプルコードは、特定のスクリーンIDでカスタムスタイルシートを読み込みます。

サンプルコード4: スクリーンIDでのコンテンツの表示制御

add_filter('woocommerce_screen_ids', 'control_content_display');
function control_content_display($screen_ids) {
    if (in_array('edit-product', $screen_ids)) {
        // ここで特定のコンテンツを表示する条件を設定
    }
    return $screen_ids;
}

このサンプルコードは、特定のスクリーンIDに応じてコンテンツの表示を制御します。

サンプルコード5: スクリーンIDに基づくエラーメッセージの変更

add_filter('woocommerce_screen_ids', 'custom_error_messages');
function custom_error_messages($screen_ids) {
    if (in_array('product', $screen_ids)) {
        // プロダクトページのエラーメッセージをカスタマイズ
    }
    return $screen_ids;
}

このサンプルコードは、特定のスクリーンIDに基づいてエラーメッセージを変更します。

（すべてのサンプルコードは著作権フリーのものです）

概要

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