プラグインWooCommerceのwoocommerce_taxonomy_args_$TERM[domain]フィルタの使用方法・解説

概要

woocommerce_taxonomy_args_$TERM[domain] フィルタは、WooCommerceで特定のタクソノミーの引数を変更するために使用されるフックです。これにより、カスタムタクソノミーの振る舞いや表示方法を柔軟にカスタマイズできます。このフィルタは、Eコマースサイトや商品管理の際に特に役立ちます。以下はその使用例です。

  1. 商品カテゴリの表示順序を変更する。
  2. 特定のタクソノミーの公開状態をカスタマイズする。
  3. カスタムフィールドを追加し、タクソノミーの機能を強化する。
  4. フロントエンドでのカスタム属性の表示形式を調整する。
  5. 管理画面でのタクソノミーの設定オプションを追加・変更する。
  6. REST APIから取得するタクソノミーのデータ形式を調整する。

このフィルタは、WooCommerceバージョン4.0以降およびWordPressバージョン5.0以降で使用可能です。

構文

add_filter('woocommerce_taxonomy_args_{$taxonomy}', 'your_function_name', 10, 2);

パラメータ

  • $taxonomy: タクソノミーのスラッグ。
  • $args: タクソノミーに関連する引数の配列。

戻り値

  • 修正された引数の配列。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプル1: カスタムタクソノミーの表示順序を変更

add_filter('woocommerce_taxonomy_args_product_cat', 'custom_modify_product_cat_args');

function custom_modify_product_cat_args($args) {
    $args['orderby'] = 'name'; // カテゴリを名前でソート
    return $args;
}

このサンプルコードは、WooCommerceの商品カテゴリを名前でソートするように引数を修正します。

サンプル2: タクソノミーの非表示状態の変更

add_filter('woocommerce_taxonomy_args_product_tag', 'custom_hide_product_tags');

function custom_hide_product_tags($args) {
    $args['public'] = false; // タグを非公開に設定
    return $args;
}

このサンプルは、商品タグの公開状態を非公開に変更します。

サンプル3: 管理画面でのカスタムフィールドの追加

add_filter('woocommerce_taxonomy_args_product_cat', 'add_custom_field_to_product_cat');

function add_custom_field_to_product_cat($args) {
    $args['meta_box_cb'] = 'custom_meta_box_callback'; // カスタムメタボックスを指定
    return $args;
}

このコードは、商品カテゴリーの管理画面にカスタムメタボックスを追加するための引数を設定します。

サンプル4: フロントエンドのカスタム属性調整

add_filter('woocommerce_taxonomy_args_product_cat', 'customize_product_cat_display');

function customize_product_cat_display($args) {
    $args['show_in_rest'] = true; // REST APIでもカテゴリを表示
    return $args;
}

このサンプルは、WooCommerceの商品カテゴリをREST APIで表示可能にする設定を追加します。

サンプル5: タクソノミー設定オプションの変更

add_filter('woocommerce_taxonomy_args_product_tag', 'custom_modify_product_tag_args');

function custom_modify_product_tag_args($args) {
    $args['hierarchical'] = true; // タグを階層的に設定
    return $args;
}

このコードは、商品タグを階層的なタクソノミーとして設定します。

これらのサンプルコードは、WooCommerceでのタクソノミー引数の変更に関する基本的なアイデアを提供します。さまざまな機能を追加・変更したい場合に役立ちます。

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