概要
cptui_debug_email_subject
フィルタは、WordPressのCustom Post Type UIプラグインが使用するフィルタで、デバッグ情報を含むメールの件名をカスタマイズするために使用されます。このフィルタを用いることで、開発者は自分のニーズに合わせたメール通知を送信することが可能です。具体的には以下のような場面でよく使われます。
- 複数のカスタム投稿タイプの状態を把握するためのデバッグメールを送信する際
- 特定のカスタム投稿タイプに関連するエラーを通知する件名の設定
- カスタム投稿タイプに関する情報をリファクタリングする際の通知題名の調整
- 自分の開発環境に特化したメール通知を作成する際
- 他のプラグインとの連携を考慮したメールタイトルの調整
- プロジェクトの要件に基づいたユーザーへの通知を改善する際
フィルタの概要
- 構文:
add_filter( 'cptui_debug_email_subject', 'your_function_name', 10, 1 );
- パラメータ:メール件名(string)
- 戻り値:カスタマイズされたメール件名(string)
- 使用可能なプラグイン:Custom Post Type UI (バージョン: 1.8.3以降)
- WordPressのバージョン:5.0以上
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用可能性 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
サンプルコード
サンプル1: デフォルトの件名に「[カスタム投稿タイプ]」を追加する
add_filter( 'cptui_debug_email_subject', function( $subject ) {
return '[カスタム投稿タイプ] ' . $subject;
});
このコードはデフォルトのメール件名の先頭に「[カスタム投稿タイプ]」を追加して、識別しやすくしています。
サンプル2: 件名に投稿タイプ名を挿入
add_filter( 'cptui_debug_email_subject', function( $subject ) {
return 'カスタム投稿タイプ通知: ' . get_post_type();
});
このコードは、通知に特定のカスタム投稿タイプの名前を含めることで、受信者がどの投稿タイプに関する通知なのかをすぐに理解できるようにします。
サンプル3: 件名をカスタム形式に変更
add_filter( 'cptui_debug_email_subject', function( $subject ) {
return '重要: ' . ucwords( str_replace('_', ' ', $subject));
});
このコードは、メール件名の単語を大文字にし、アンダースコアをスペースに変換することで、視認性を向上させています。
サンプル4: 件名に現在の日付を追加
add_filter( 'cptui_debug_email_subject', function( $subject ) {
return $subject . ' - ' . date( 'Y-m-d' );
});
このコードは、メールの件名に現在の日付を追加することで、メールのタイムスタンプが一目でわかるようにしています。
サンプル5: 件名をカスタム条件に基づいて変更
add_filter( 'cptui_debug_email_subject', function( $subject ) {
if ( some_custom_condition() ) {
return '特別なお知らせ: ' . $subject;
}
return $subject;
});
このコードはカスタム条件が満たされた場合にのみ、件名に「特別なお知らせ」を追加することで、重要度を示そうとしています。