プラグインUser Role Editorのure_auto_access_child_pagesフィルタの使用方法・解説

概要

ure_auto_access_child_pages フィルタは、WordPressのUser Role Editorプラグインで使用されるもので、特定のユーザーが親ページにアクセスした際に、自動的にその子ページへのアクセスを許可する機能を実装します。これにより、管理者は特定のロールに対してページの階層構造に基づいたアクセス権を簡単に設定できるようになります。

よく使われる用途は以下の通りです：
1. ユーザーが親ページにアクセスできる場合に、その子ページにもアクセス権を付与する。
2. 特定のロールに対して子ページのアクセス権をプログラムで変更する。
3. ページの作成者が、同じロールの他のユーザーに対して該当ページへのアクセスを広げる。
4. インターフェースにおけるカスタマイズを行い、特定のUX要件を満たす。
5. 特定の条件下で自動的に子ページの設定を変更する。
6. プラグインとの連携を通じて、アクセス権の動的な管理を行う。

このフィルタは、User Role Editorプラグインのバージョン4.59以降で利用可能で、WordPressのバージョン5.0以降と互換性があります。

サンプルコード

サンプルコード1

add_filter('ure_auto_access_child_pages', function($access, $parent_post_id, $user_id) {
    // 特定のユーザーIDの場合は、自動的に子ページアクセスを付与
    if ($user_id == 2) {
        return true; // アクセスを許可
    }
    return $access; // デフォルトのアクセス設定を保持
});

このコードサンプルは、ユーザーIDが2の場合にそのユーザーに子ページへのアクセスを許可します。

サンプルコード2

add_filter('ure_auto_access_child_pages', function($access, $parent_post_id, $user_id) {
    // 管理者ロールのユーザーに子ページアクセスを許可
    if (user_can($user_id, 'administrator')) {
        return true;
    }
    return $access;
});

このコードは、管理者ロールを持つすべてのユーザーに子ページへのアクセス権を付与します。

サンプルコード3

add_filter('ure_auto_access_child_pages', function($access, $parent_post_id, $user_id) {
    $current_user = wp_get_current_user();
    // 自分の投稿した親ページの場合、子ページにもアクセスを許可
    if ($parent_post_id && $current_user->ID == get_post_field('post_author', $parent_post_id)) {
        return true;
    }
    return $access;
});

このサンプルは、ユーザー自身が作成した親ページに基づいて子ページのアクセスを許可します。

サンプルコード4

add_filter('ure_auto_access_child_pages', function($access, $parent_post_id, $user_id) {
    // 特定の条件を満たしていれば子ページアクセスを許可
    if (have_rows('special_access', $parent_post_id)) {
        return true;
    }
    return $access;
});

このコードは、親ページに特定のカスタムフィールドが存在する場合に子ページへのアクセスを許可します。

サンプルコード5

add_filter('ure_auto_access_child_pages', function($access, $parent_post_id, $user_id) {
    // 子ページを取得し、特定の条件を満たす場合のみアクセスを許可
    $children = get_children(array('post_parent' => $parent_post_id));
    if (!empty($children)) {
        return true; // 子ページが存在する場合、アクセスを許可
    }
    return $access;
});

このサンプルは、親ページに子ページが存在する場合、自動的にその子ページへのアクセスを許可します。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用可能
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

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