プラグインUser Role Editorのure_show_posts_which_can_edit_only_backendフィルタの使用方法・解説

概要

フィルタ ure_show_posts_which_can_edit_only_backend は、ユーザーのロールと権限に基づいて特定の投稿を表示するかどうかを制御するために使用されます。このフィルタは、主に以下のような機能を実装する際に活用されます。

ユーザーの権限に応じた投稿の表示制御
フロントエンドでのカスタム投稿タイプのフィルタリング
管理画面での特定の役割による投稿の編集表示制御
検索クエリに基づく投稿の表示最適化
投稿の所有者のみが表示できるようにするための柔軟な権限管理
コンテンツの公開状態に応じた投稿の絞り込み

構文

apply_filters('ure_show_posts_which_can_edit_only_backend', $query_args);

パラメータ

$query_args: フィルタリング対象のクエリ引数を含む配列。

戻り値

フィルタリングされたクエリ引数の配列。

使用可能なプラグインおよびワードプレスのバージョン

User Role Editor: 4.60 以上
WordPress: 5.0 以上

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード 1

add_filter('ure_show_posts_which_can_edit_only_backend', 'custom_filter_for_edit_posts');

function custom_filter_for_edit_posts($query_args) {
    // 投稿タイプが 'post' の場合だけ、特定のユーザーロールを持つユーザーの投稿を表示
    if (isset($query_args['post_type']) && $query_args['post_type'] === 'post') {
        $query_args['author'] = get_current_user_id();
    }
    return $query_args;
}

このコードは、現在のユーザーが自分の投稿のみを表示できるようにフィルタリングします。

サンプルコード 2

add_filter('ure_show_posts_which_can_edit_only_backend', 'restrict_publish_posts');

function restrict_publish_posts($query_args) {
    // 編集権限があるユーザーだけが公開されている投稿を表示
    if (!current_user_can('edit_others_posts')) {
        $query_args['post_status'] = 'private';
    }
    return $query_args;
}

このコードは、他のユーザーの投稿を編集できないユーザーは、公開されている投稿の代わりに自分の非公開の投稿だけを表示します。

サンプルコード 3

add_filter('ure_show_posts_which_can_edit_only_backend', 'show_only_my_custom_posts');

function show_only_my_custom_posts($query_args) {
    // 特定のカスタム投稿タイプを持つユーザーの投稿のみを表示
    if (isset($query_args['post_type']) && $query_args['post_type'] === 'custom_post_type') {
        $query_args['author'] = get_current_user_id();
    }
    return $query_args;
}

このコードは、特定のカスタム投稿タイプに対して、著者が自身の投稿だけを表示できるようにします。

サンプルコード 4

add_filter('ure_show_posts_which_can_edit_only_backend', 'modify_access_to_posts');

function modify_access_to_posts($query_args) {
    // 現在のユーザーが 'editor' 権限を持つ場合に限り、全ての公開投稿を表示
    if (current_user_can('editor')) {
        unset($query_args['post_status']);
    }
    return $query_args;
}

このコードは、エディターロールを持つユーザーに対し、全ての公開投稿を表示できるようにします。

サンプルコード 5

add_filter('ure_show_posts_which_can_edit_only_backend', 'filter_posts_by_custom_taxonomy');

function filter_posts_by_custom_taxonomy($query_args) {
    // 特定のカスタムタクソノミーに基づいて投稿を絞り込み
    $query_args['tax_query'] = array(
        array(
            'taxonomy' => 'custom_taxonomy',
            'field'    => 'slug',
            'terms'    => 'specific_term',
        ),
    );
    return $query_args;
}

このコードは、特定のカスタムタクソノミーの用語に該当する投稿のみを表示するようにフィルタリングします。

これらのサンプルコードは、著作権フリーなものであり、さまざまな状況下で ure_show_posts_which_can_edit_only_backend フィルタを使用する方法を示しています。

概要

構文