プラグインThe Events Calendarのtec_events_get_time_range_separatorフィルタの使用方法・解説

概要

tec_events_get_time_range_separator は WordPress プラグイン The Events Calendar にて、イベントの時間範囲の区切りを定義するフィルターフックです。このフィルターは、イベントの開始時刻と終了時刻を表示する際に使用され、カスタマイズされた区切り文字を提供することができます。このフィルターは、イベントリストや詳細ページの表示を柔軟に変更するために頻繁に使用されます。具体的な使用ケースとしては以下のようなものが挙げられます：

イベントの時間表示をカスタマイズする
同一イベントの複数の時間を表示する場合の区切り文字を変更する
時間のフォーマットを変更して、ユーザビリティを向上させる
特定の条件に基づいて異なる区切り文字を使用する
UI/UX に基づいたデザイン変更を行う
地域や言語に対応した時間表示を行う

構文

add_filter( 'tec_events_get_time_range_separator', 'custom_function_name' );

パラメータ

$separator (string): デフォルトの時間範囲の区切り文字
$event (object): 対象となるイベントオブジェクト

戻り値

カスタマイズされた区切り文字（string）。

使用可能なバージョン

The Events Calendar: 5.0 以降
WordPress: 4.9 以降

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプル 1: デフォルトの区切り文字を変更する

このコードスニペットは、イベントの時間範囲のデフォルト区切り文字を「〜」に変更します。

add_filter( 'tec_events_get_time_range_separator', function( $separator ) {
    return '〜';
});

サンプル 2: 特定のイベントタイプに基づいた区切り文字を設定する

このコードは、特定のイベントカテゴリーに基づいて異なる区切り文字を使用します。

add_filter( 'tec_events_get_time_range_separator', function( $separator, $event ) {
    if ( in_array( 'workshop', $event->terms['tribe_events_cat'] ) ) {
        return ' / ';
    }
    return $separator;
}, 10, 2);

サンプル 3: 言語に基づいて区切り文字を変更する

異なる言語環境に応じて、区切り文字を変更するサンプルです。

add_filter( 'tec_events_get_time_range_separator', function( $separator ) {
    if ( function_exists( 'pll_current_language' ) && pll_current_language() == 'fr' ) {
        return ' à ';
    }
    return $separator;
});

サンプル 4: カスタム条件付きロジックを実装する

このサンプルは、イベントの時間トラッキングを行い理解しやすい形式で表示します。

add_filter( 'tec_events_get_time_range_separator', function( $separator, $event ) {
    if ( strtotime( $event->start_date ) < time() ) {
        return ' | ';
    }
    return $separator;
}, 10, 2);

サンプル 5: 誕生日イベント用の特別な区切りを設定

誕生日イベントには特別な区切りを適用する例です。

add_filter( 'tec_events_get_time_range_separator', function( $separator, $event ) {
    if ( isset( $event->custom_fields['_event_type'] ) && $event->custom_fields['_event_type'] == 'birthday' ) {
        return ' & ';
    }
    return $separator;
}, 10, 2);

これらのサンプルコードは、自分のプロジェクトに合わせて簡単にカスタマイズできます。また、各サンプルには独自の条件やフォーマットが含まれており、具体的なシナリオに応じて使用できます。

概要

構文