プラグインThe Events Calendarのtec_events_linked_posts_all_posts_post_statusフィルタの使用方法・解説

概要

tec_events_linked_posts_all_posts_post_status フィルタは、The Events Calendar プラグインにおいてイベントに関連付けられた投稿のステータスを変更するために使用されます。このフィルタを利用することで、特定の条件に基づいて投稿の表示や非表示を制御することができます。例えば、公開、下書き、非公開などの投稿ステータスを動的に変更することが可能です。

よく使われる機能

イベントに関連する投稿の表示条件をカスタマイズする。
特定のユーザー権限に基づいて投稿のステータスを制御する。
カスタムメッセージを表示するための下書き投稿の扱い。
外部からのAPI呼び出し時に特定の投稿をフィルタする。
インデックス作成やSEO最適化のために特定の投稿を非表示にする。
特定の条件を満たした場合にのみ投稿を公開する。

構文

add_filter('tec_events_linked_posts_all_posts_post_status', 'custom_function_name', 10, 2);

パラメータ

post_status: 投稿のステータス（例：公開、下書きなど）。
event: 現在のイベントオブジェクト。

戻り値

-変更された投稿ステータス。

プラグインとワードプレスのバージョン

The Events Calendar: バージョン 6.0.0 以降
WordPress: バージョン 5.0 以降

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード 1

add_filter('tec_events_linked_posts_all_posts_post_status', 'set_post_status_to_private', 10, 2);

function set_post_status_to_private($post_status, $event) {
    if (is_user_logged_in() && current_user_can('editor')) {
        return 'private';
    }
    return $post_status;
}

説明: このコードは、ログインしているユーザーがエディター権限を持つ場合、関連付けられた投稿のステータスを「非公開」に設定します。

サンプルコード 2

add_filter('tec_events_linked_posts_all_posts_post_status', 'set_status_based_on_event', 10, 2);

function set_status_based_on_event($post_status, $event) {
    if ($event->is_past()) {
        return 'draft'; // 過去のイベントに関連する投稿を下書きに
    }
    return $post_status;
}

説明: このコードは過去のイベントに関連付けられた投稿のステータスを下書きに設定します。

サンプルコード 3

add_filter('tec_events_linked_posts_all_posts_post_status', 'custom_status_for_custom_posts', 10, 2);

function custom_status_for_custom_posts($post_status, $event) {
    if ('custom_post_type' === get_post_type($event->ID)) {
        return 'publish'; // カスタム投稿タイプのイベントには公開を設定
    }
    return $post_status;
}

説明: 特定のカスタム投稿タイプのイベントに関連する投稿のステータスを公開に設定します。

サンプルコード 4

add_filter('tec_events_linked_posts_all_posts_post_status', 'conditional_status_for_user_roles', 10, 2);

function conditional_status_for_user_roles($post_status, $event) {
    if (current_user_can('subscriber')) {
        return 'pending'; // サブスクライバーには保留中に設定
    }
    return $post_status;
}

説明: サブスクリプションユーザーには、関連する投稿を保留中に設定します。

サンプルコード 5

add_filter('tec_events_linked_posts_all_posts_post_status', 'set_to_future_status', 10, 2);

function set_to_future_status($post_status, $event) {
    if ($event->start_date > current_time('Y-m-d H:i:s')) {
        return 'future'; // 将来のイベントには未来のステータスを設定
    }
    return $post_status;
}

説明: 将来の開催日を持つイベントに関連する投稿のステータスを未来に設定します。

引用元ページは存在しないため、各サンプルコードは著作権フリーで構築されました。

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