概要
tec_events_integrations_{$type}_{$slug}_should_load
フィルタは、The Events Calendar プラグイン内で、特定のイベント統合を読み込むかどうかを制御するためのフックです。このフィルタを使用することにより、特定の統合(例:別のプラグインや機能)を有効または無効にしたり、カスタマイズしたりすることができます。
このフィルタは以下のような機能実装時によく使われます:
- イベントの外部統合をカスタマイズする時
- 特定の条件に基づいて統合を動的に無効にする時
- フロントエンドのパフォーマンスを向上させるために不要な統合を排除する時
- 特定のページでのみ統合を有効にする時
- 環境ごとに異なる設定を柔軟に管理する時
- 他のプラグインとの干渉を避けるために選択的に統合を読み込む時
構文
add_filter( 'tec_events_integrations_{$type}_{$slug}_should_load', 'your_function_name', 10, 2 );
パラメータ
$type
:統合のタイプ(例:イベント、チケットなど)$slug
:特定の統合のスラッグshould_load
:統合を読み込むかどうかを示す真偽値(true または false)
戻り値
true
またはfalse
を返す。true
の場合、統合が読み込まれ、false
の場合は読み込まれない。
対応バージョン
- The Events Calendar: バージョン 5.0 以降
- WordPress: バージョン 5.0 以降
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用可能性 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
サンプルコード
サンプルコード 1: 特定の統合を無効にする
add_filter( 'tec_events_integrations_my_type_my_slug_should_load', function( $should_load ) {
return false; // 常に統合を無効にする
});
このコードは、特定の統合を常に無効にするためのものです。 $type
と $slug
に基づいて、指定された統合が読み込まれないようにします。
サンプルコード 2: 条件に基づいて統合を有効にする
add_filter( 'tec_events_integrations_my_type_my_slug_should_load', function( $should_load ) {
if ( is_page( 'events' ) ) {
return true; // "events" ページでは統合を有効にする
}
return false; // それ以外では無効
});
このコードは、特定のページ(”events”)でのみ統合を有効にするように設定しています。
サンプルコード 3: 管理画面での統合の無効化
add_filter( 'tec_events_integrations_my_type_my_slug_should_load', function( $should_load ) {
if ( is_admin() ) {
return false; // 管理画面では統合を無効にする
}
return $should_load;
});
このサンプルは、管理画面にいるときに特定の統合を無効にします。フロントエンドでは統合は有効のままです。
サンプルコード 4: テーマによる条件付き読み込み
add_filter( 'tec_events_integrations_my_type_my_slug_should_load', function( $should_load ) {
if ( get_theme_mod( 'enable_events_integration', true ) ) {
return true; // テーマ設定で有効な場合、統合を有効にする
}
return false; // 有効でない場合は無効
});
このコードは、テーマのカスタマイザーで設定したオプションに基づいて統合の有効/無効を管理します。
サンプルコード 5: プラグインによる動的な統合制御
add_filter( 'tec_events_integrations_my_type_my_slug_should_load', function( $should_load ) {
if ( function_exists( 'my_custom_plugin_function' ) ) {
return true; // カスタムプラグインが有効な場合は統合を有効にする
}
return false; // 無効な場合は統合を無効にする
});
このサンプルは、他のプラグインの機能が有効な場合に、特定の統合を動的に有効にする方法です。