プラグインThe Events Calendarのtec_events_custom_tables_v1_tracked_meta_keysフィルタの使用方法・解説

概要

tec_events_custom_tables_v1_tracked_meta_keys フィルタは、The Events Calendarプラグインにおいてカスタムテーブルに保存されるイベントのメタデータキーを操作するために使用されます。このフィルタを利用することで、イベントデータにおける特定のメタキーを追加、変更、または削除することができます。

このフィルタは、以下のような機能を実装する際によく使われます：
1. カスタムイベントメタデータの設定
2. スタイルやレイアウトに応じた特定のメタキーの管理
3. カスタムフィールドを用いた特別なデータのストア
4. イベントのフィルタリングや並べ替えの際のメタデータ参照
5. API経由でのデータ取得の拡張
6. ユーザーインターフェースでのメタデータの表示の調整

構文

apply_filters( 'tec_events_custom_tables_v1_tracked_meta_keys', $keys );

パラメータ

$keys: 配列。現在追跡されているメタデータキーのリスト。

戻り値

変更後のメタデータキーの配列。

使用可能プラグインのバージョン

The Events Calendar バージョン 5.0以降。

使用可能ワードプレスのバージョン

WordPress バージョン 5.0以降。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded	〇
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード1

add_filter('tec_events_custom_tables_v1_tracked_meta_keys', function($keys) {
    $keys[] = 'custom_event_key';
    return $keys;
});

このコードは、デフォルトのメタデータキーに「custom_event_key」を追加します。これにより、このキーで保存されたカスタムメタデータにアクセスできるようになります。

サンプルコード2

add_filter('tec_events_custom_tables_v1_tracked_meta_keys', function($keys) {
    return array_diff($keys, ['unwanted_meta_key']);
});

このコードは、指定したメタデータキー「unwanted_meta_key」を削除します。このフィルタを使用することで、不要なメタデータが保存されるのを防ぎます。

サンプルコード3

add_filter('tec_events_custom_tables_v1_tracked_meta_keys', function($keys) {
    $keys = array_unique($keys);
    return $keys;
});

このコードは、メタデータキーの配列から重複を排除します。これにより、同じメタデータキーが複数回保存されるのを防ぐことができます。

サンプルコード4

add_filter('tec_events_custom_tables_v1_tracked_meta_keys', function($keys) {
    return ['new_meta_key_1', 'new_meta_key_2'];
});

このコードは、全ての既存のメタデータキーを置き換えて、2つの新しいメタデータキー「new_meta_key_1」と「new_meta_key_2」のみを登録します。

サンプルコード5

add_filter('tec_events_custom_tables_v1_tracked_meta_keys', function($keys) {
    if (!in_array('additional_meta', $keys)) {
        $keys[] = 'additional_meta';
    }
    return $keys;
});

このコードは、「additional_meta」が存在しない場合にのみこのキーを追加します。これにより、重複のない状態を維持しながら、必要なキーだけを追加することができます。

概要

構文