概要
tec_events_custom_tables_v1_custom_tables_query_vars
フィルタは、The Events Calendar プラグインにおいてイベントカスタムテーブルのクエリ変数をカスタマイズするために使用されます。このフィルタを利用することで、カスタムのクエリパラメータを追加・変更したり、特定の条件に基づいてデータを取得する際に役立ちます。
このフィルタは、以下のような機能の実装に役立つ場合があります。
- カスタムイベントフィルターの作成
- 特定のイベントタイプに基づくクエリの調整
- イベントのメタデータの追加と取得
- 日付範囲によるフィルタリング
- 特定のカスタムフィールドでのソート機能の実装
- ユーザー固有のイベント表示設定のカスタマイズ
構文
add_filter('tec_events_custom_tables_v1_custom_tables_query_vars', 'your_custom_function');
パラメータ
$query_vars
(array): カスタムテーブルクエリ変数の配列。
戻り値
- (array): カスタマイズされたクエリ変数の配列。
プラグインバージョン
- The Events Calendar: バージョン 5.0 以降。
ワードプレスバージョン
- WordPress: バージョン 5.0 以降。
この関数のアクションでの使用可能性
アクション名 | 使用可能性 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | 〇 |
register_sidebar | |
wp_loaded | 〇 |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | 〇 |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
サンプルコード
サンプル 1: 特定のカスタムフィールドでフィルタリング
特定のカスタムフィールド “event_type” に基づいてイベントをフィルタリングするサンプルコードです。
add_filter('tec_events_custom_tables_v1_custom_tables_query_vars', function($query_vars) {
$query_vars['meta_query'] = [
[
'key' => 'event_type',
'value' => 'webinar',
'compare' => '='
]
];
return $query_vars;
});
(このサンプルは特定のイベントタイプをフィルタリングします。)
サンプル 2: 日付範囲によるフィルタリング
イベントの開始日が指定した期間内に収まるかチェックするサンプルコードです。
add_filter('tec_events_custom_tables_v1_custom_tables_query_vars', function($query_vars) {
$query_vars['date_query'] = [
[
'after' => '2023-01-01',
'before' => '2023-12-31',
'inclusive' => true,
],
];
return $query_vars;
});
(このサンプルは2023年のイベントを抽出します。)
サンプル 3: ソート基準の変更
イベントをカスタムフィールド “event_date” に基づいてソートするサンプルコードです。
add_filter('tec_events_custom_tables_v1_custom_tables_query_vars', function($query_vars) {
$query_vars['orderby'] = 'event_date';
$query_vars['order'] = 'ASC';
return $query_vars;
});
(このサンプルはイベントの日付で昇順にソートします。)
サンプル 4: 複数のカスタムメタクエリ
複数のカスタムフィールドに基づいてイベントをフィルタリングするサンプルです。
add_filter('tec_events_custom_tables_v1_custom_tables_query_vars', function($query_vars) {
$query_vars['meta_query'] = [
'relation' => 'AND',
[
'key' => 'organizer',
'value' => 'John Doe',
'compare' => '='
],
[
'key' => 'event_type',
'value' => 'conference',
'compare' => '='
]
];
return $query_vars;
});
(このサンプルは特定のオーガナイザーによる会議イベントを抽出します。)
サンプル 5: ユーザー固有のイベント表示設定
ログイン中のユーザーに関連するイベントのみを表示するサンプルコードです。
add_filter('tec_events_custom_tables_v1_custom_tables_query_vars', function($query_vars) {
if (is_user_logged_in()) {
$current_user_id = get_current_user_id();
$query_vars['author'] = $current_user_id;
}
return $query_vars;
});
(このサンプルは現在ログイン中のユーザーが作成したイベントのみを表示します。)