プラグインElementorのelementor/template-library/after_get_source_dataフィルタの使用方法・解説

概要

elementor/template-library/after_get_source_dataは、Elementorのテンプレートライブラリからソースデータを取得した後に発動するフィルタです。このフィルタを使用することで、取得したデータに対してカスタマイズや追加の処理を行うことができます。これにより、開発者は自分のニーズに応じた柔軟な機能を実装することが可能になります。このフィルタは、主に以下の目的で使用されます。

テンプレートデータのカスタマイズ
データのフィルタリングや加工
セットアップ時に追加情報の挿入
特定条件下でのデータ条件付き表示
カスタムタイプのテンプレートの追加
テンプレートの取得方法の変更

構文

add_filter('elementor/template-library/after_get_source_data', 'your_custom_function');

パラメータ

$data – 取得したテンプレートデータの配列
$source – データソースの識別子

戻り値

フィルタを通過した後のテンプレートデータの配列が返されます。

使用可能なプラグイン・ワードプレスのバージョン

Elementorのバージョン: 3.0.0以上
WordPressのバージョン: 5.0以上

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプル1: デフォルトデータの変更

add_filter('elementor/template-library/after_get_source_data', function($data, $source) {
    if ($source === 'default') {
        $data['new_key'] = 'New Value';  // 新しいキーと値の追加
    }
    return $data;
});

このサンプルは、デフォルトのテンプレートソースから取得したデータに新しいキーと値を追加します。

サンプル2: データのフィルタリング

add_filter('elementor/template-library/after_get_source_data', function($data, $source) {
    if ($source === 'custom') {
        return array_filter($data, function($item) {
            return $item['status'] === 'active';  // アクティブな項目のみを返す
        });
    }
    return $data;
});

このコードは、カスタムソースから取得したデータからアクティブな項目のみをフィルタリングして返します。

サンプル3: 条件付き表示の実装

add_filter('elementor/template-library/after_get_source_data', function($data, $source) {
    if ($source === 'special') {
        foreach ($data as &$item) {
            if ($item['id'] === '123') {
                $item['visible'] = true;  // IDが123のアイテムを表示
            } else {
                $item['visible'] = false;  // 他のアイテムは非表示
            }
        }
    }
    return $data;
});

このサンプルでは、特定の条件に基づいてアイテムの可視性を制御します。

サンプル4: カスタムデータの追加

add_filter('elementor/template-library/after_get_source_data', function($data, $source) {
    if ($source === 'custom_source') {
        $data[] = ['name' => 'Custom Item', 'type' => 'custom'];  // カスタムアイテムを追加
    }
    return $data;
});

このサンプルは、カスタムソースから取得したデータに新しいカスタムアイテムを追加します。

サンプル5: ログの記録

add_filter('elementor/template-library/after_get_source_data', function($data, $source) {
    error_log(print_r($data, true));  // 取得したデータをログに記録
    return $data;
});

このコードは、取得したデータをエラーログに出力します。デバッグに便利です。

概要

構文