プラグインWooCommerceのdefault_checkout_$INPUTフィルタの使用方法・解説

概要

default_checkout_$INPUTフィルタは、WooCommerceのチェックアウトページにおける入力フィールドをカスタマイズする際に使用されます。このフィルタを利用することで、特定の入力フィールドのデフォルトの値を変更することができます。通常、以下のような機能を実装する際に多く使われます。

  1. 特定のフィールドのデフォルト値を設定。
  2. 特定のユーザーのプロファイル情報を基にフィールドをカスタマイズ。
  3. 条件付きで入力フィールドを変更。
  4. テスト環境用のデフォルト値設定。
  5. 地域に応じた情報を自動的に入力。
  6. スペシャルオファー用のカスタムフィールド作成。

構文

add_filter('default_checkout_$INPUT', 'your_function_name');

パラメータ

  • $INPUT: チェックアウトページで変更するフィールドの名前。
  • $value: フィルタが適用される前のデフォルト値。

戻り値

  • 変更後のデフォルト値。

対応バージョン

  • WooCommerce: 4.0以降
  • WordPress: 5.0以降

この関数のアクションでの使用可能性

アクション 使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプル1: メールアドレスフィールドのデフォルト値変更

add_filter('default_checkout_billing_email', 'set_default_billing_email');

function set_default_billing_email($value) {
    return 'example@example.com'; // デフォルトのメールアドレスを設定
}

このコードは、チェックアウトの請求メールフィールドにデフォルトで表示されるメールアドレスを設定します。

サンプル2: 名フィールドのデフォルト値設定

add_filter('default_checkout_billing_first_name', 'set_default_first_name');

function set_default_first_name($value) {
    return '山田'; // デフォルトの名を設定
}

このコードは、チェックアウトの名フィールドに「山田」というデフォルト値を設定します。

サンプル3: 住所のフィールドをカスタマイズ

add_filter('default_checkout_billing_address_1', 'set_default_address');

function set_default_address($value) {
    return '東京都千代田区丸の内'; // デフォルトの住所を設定
}

このコードは、請求先住所のフィールドに「東京都千代田区丸の内」をデフォルト値として設定します。

サンプル4: メモ欄の初期値設定

add_filter('default_checkout_order_comments', 'set_default_order_comment');

function set_default_order_comment($value) {
    return '特に連絡事項はありません。'; // 初期値を設定
}

このコードは、注文に関するメモ欄に「特に連絡事項はありません。」というメッセージをデフォルトで表示させます。

サンプル5: 郵便番号フィールドの空白を設定

add_filter('default_checkout_billing_postcode', 'set_empty_postcode');

function set_empty_postcode($value) {
    return ''; // 郵便番号フィールドを空白に設定
}

このコードは、チェックアウトの請求先郵便番号フィールドを空白にする設定です。

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