プラグインNinja Formsのninja_forms_check_setting_{$setting_id}フィルタの使用方法・解説

概要

ninja_forms_check_setting_{$setting_id}フィルタは、Ninja Formsプラグイン内で特定の設定がチェックされる際に、設定値をカスタマイズするために使用されます。このフックは、設定が検証されたり取得されたりする際に実行されるため、開発者は特定の条件に応じて設定の値を変更することができます。

よく使われる機能

以下は、ninja_forms_check_setting_{$setting_id}フィルタがよく使われる機能の例です：
1. 特定のユーザー条件に基づいてフォームの表示設定を変更する。
2. 設定のデフォルト値を動的に変更する。
3. 特定のフィールドの有効/無効をカスタマイズする。
4. ユーザーのロールに応じて異なる設定を提供する。
5. プラグインのカスタム設定を実行時に変更する。
6. フォームの条件に応じた設定の検証を行う。

Ninja Formsのバージョン1.5.0以降で使用可能であり、WordPressのバージョン3.0以降で動作します。

構文

add_filter( 'ninja_forms_check_setting_{$setting_id}', 'your_function_name', 10, 2 );

パラメータ

$value – 設定の現在の値。
$setting_id – 現在チェックしている設定のID。

戻り値

フィルタリングされた設定の値。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init	〇
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード 1

add_filter( 'ninja_forms_check_setting_email_to', function( $value, $setting_id ) {
    if( user_is_special() ) {
        return 'special@example.com';
    }
    return $value;
}, 10, 2 );

解説: 特定の条件 (この場合、user_is_special()がtrueを返す場合) に基づいて、メール通知の送信先を変えるサンプルコードです。

サンプルコード 2

add_filter( 'ninja_forms_check_setting_form_title', function( $value, $setting_id ) {
    return 'New Custom Title - ' . $value;
}, 10, 2 );

解説: フォームのタイトルにカスタムテキストを追加するサンプルコードです。

サンプルコード 3

add_filter( 'ninja_forms_check_setting_is_enabled', function( $value, $setting_id ) {
    return is_user_logged_in(); // ユーザーがログインしている場合のみ有効にする
}, 10, 2 );

解説: 設定値がログイン中のユーザーに基づいて有効かどうかを決定するサンプルコードです。

サンプルコード 4

add_filter( 'ninja_forms_check_setting_submission_limit', function( $value, $setting_id ) {
    return 10; // 最大10件の送信制限を設定
}, 10, 2 );

解説: フォームの送信制限を10件に固定するサンプルコードです。

サンプルコード 5

add_filter( 'ninja_forms_check_setting_css_class', function( $value, $setting_id ) {
    if( isset($_GET['dark_mode']) ) {
        return 'dark-mode'; // ダークモードのクラスを設定
    }
    return $value;
}, 10, 2 );

解説: リクエストパラメータに応じてCSSクラスを変更するサンプルコードです。

それぞれのサンプルは、フィルタの機能を活用して特定の条件や要件に応じてNinja Formsの設定を変更する方法を示しています。

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