プラグインNinja Formsのninja_forms_field_template_file_pathsフィルタの使用方法・解説

概要

ninja_forms_field_template_file_pathsはNinja Formsプラグインで使用されるフィルターフックです。このフィルターは、カスタムフィールドのテンプレートファイルのパスを変更または追加するために利用されます。このフックを使用する際は、フォームの各フィールドの表示をカスタマイズすることができます。主に次のような機能を実装する際に使用されます。

特定の条件に基づいてフィールドの表示方法を変更したい場合
カスタムフィールドタイプを追加したい場合
テンプレートファイルを独自の場所に移動したい場合
チームで開発する際に異なるテンプレートバージョンを管理する必要がある場合
テーマ固有のフィールドスタイルを実装する場合
プラグインの設定やオプションによってフィールドの見栄えを調整したい場合

構文

add_filter('ninja_forms_field_template_file_paths', 'custom_field_template_paths', 10, 2);

パラメータ

$paths（array）: 現在のファイルパスの配列。
$field（array）: 現在のフィールドオブジェクト。

戻り値

modified $paths（array）: 変更されたファイルパスの配列を返します。

バージョン

Ninja Forms: バージョン3.0以降で利用可能。
WordPress: バージョン4.0以降で利用可能。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション名	使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプル1: カスタムパスを追加

add_filter('ninja_forms_field_template_file_paths', function($paths) {
    // カスタムフィールドのパスを追加
    $paths[] = get_template_directory() . '/ninja-forms/custom-fields/';
    return $paths;
});

このコードは、指定されたテーマのカスタムフィールド用ディレクトリをファイルパスに追加しています。

サンプル2: 特定の条件でパスを変更

add_filter('ninja_forms_field_template_file_paths', function($paths, $field) {
    if ($field['type'] === 'custom') {
        $paths[] = get_stylesheet_directory() . '/custom-templates/';
    }
    return $paths;
}, 10, 2);

このサンプルは、フィールドタイプが「custom」の場合に特定のテンプレートパスを追加しています。

サンプル3: 複数のパスを指定

add_filter('ninja_forms_field_template_file_paths', function($paths) {
    // 複数のカスタムパスを追加
    $paths[] = get_template_directory() . '/custom-fields/';
    $paths[] = plugin_dir_path(__FILE__) . 'includes/fields/';
    return $paths;
});

このコードは、テンプレートファイルのパスに複数のカスタムディレクトリを追加しています。

サンプル4: フィールドに応じて異なるパスを指定

add_filter('ninja_forms_field_template_file_paths', function($paths, $field) {
    switch ($field['type']) {
        case 'text':
            $paths[] = get_template_directory() . '/fields/text/';
            break;
        case 'checkbox':
            $paths[] = get_template_directory() . '/fields/checkbox/';
            break;
    }
    return $paths;
}, 10, 2);

このサンプルでは、フィールドのタイプに基づいて異なるディレクトリを追加しています。

サンプル5: 定義されたパスを削除

add_filter('ninja_forms_field_template_file_paths', function($paths) {
    // 不要なパスを削除
    $key = array_search(get_template_directory() . '/old-template/', $paths);
    if ($key !== false) {
        unset($paths[$key]);
    }
    return $paths;
});

このコードは、不要な古いテンプレートパスをファイルパスの配列から削除しています。

概要

構文