プラグインThe Events Calendarのtec_events_custom_tables_v1_after_save_occurrencesアクションの使用方法・解説

概要

tec_events_custom_tables_v1_after_save_occurrencesは、The Events Calendarプラグインでイベントの開催日を保存した後に実行されるフックです。このアクションは、カスタム処理や追加機能をイベントの保存後に実行する際に非常に便利です。具体的には、次のような機能を実装する際によく用いられます。

イベントのメタデータを更新する。
イベントの保存後に通知を送信する。
他のデータベーステーブルに関連情報を保存する。
特定の条件に基づいてカスタム処理を実行する。
ログを記録する。
カスタムイベントカレンダー用の統計データを収集する。

構文

add_action('tec_events_custom_tables_v1_after_save_occurrences', 'your_callback_function', 10, 2);

パラメータ

$event（オブジェクト）：保存されたイベントオブジェクト。
$occurrences（配列）：保存された発生の詳細。

戻り値

このフックは特に戻り値を持たないため、処理が成功したことを確認するにはコールバック内で適切なロジックを実装する必要があります。

使用可能なプラグインのバージョン

The Events Calendar: 5.0以上
WordPress: 5.0以上

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード1: メタデータの更新

add_action('tec_events_custom_tables_v1_after_save_occurrences', 'update_event_metadata', 10, 2);

function update_event_metadata($event, $occurrences) {
    if (!empty($event->ID)) {
        update_post_meta($event->ID, '_custom_meta_key', 'Some Value');
    }
}

このコードは、イベントが保存された後に、特定のカスタムメタデータをイベントに追加します。

サンプルコード2: 通知を送信

add_action('tec_events_custom_tables_v1_after_save_occurrences', 'send_event_notification', 10, 2);

function send_event_notification($event, $occurrences) {
    wp_mail('admin@example.com', 'New Event Saved', 'An event has been saved: ' . $event->post_title);
}

このコードでは、新しく保存されたイベントについて通知を管理者にメールで送信します。

サンプルコード3: 持続的なデータのログ保存

add_action('tec_events_custom_tables_v1_after_save_occurrences', 'log_event_save', 10, 2);

function log_event_save($event, $occurrences) {
    $log_message = 'Event saved: ' . $event->post_title;
    error_log($log_message);
}

このコードは、保存されたイベントのタイトルをエラーログに記録します。

サンプルコード4: その他のデータベーステーブルへの保存

add_action('tec_events_custom_tables_v1_after_save_occurrences', 'save_to_another_table', 10, 2);

function save_to_another_table($event, $occurrences) {
    global $wpdb;
    $table_name = $wpdb->prefix . 'custom_table';
    $wpdb->insert($table_name, array(
        'event_id' => $event->ID,
        'event_title' => $event->post_title,
    ));
}

このコードは新しく保存されたイベントに関連する情報を、任意のカスタムテーブルに追加します。

サンプルコード5: 条件付きカスタム処理

add_action('tec_events_custom_tables_v1_after_save_occurrences', 'conditional_custom_process', 10, 2);

function conditional_custom_process($event, $occurrences) {
    if ($event->post_status == 'published') {
        // 公開されたイベントに対して特定の処理を実行
    }
}

このコードは、公開されたイベントに対してのみ特定の処理を実行するための条件を設定します。

概要

構文