概要
tec_events_integrations_{$type}_should_load
フィルタは、The Events Calendar プラグインの特定の統合タイプに基づいて特定の機能が読み込まれるべきかどうかを制御するために使用されます。このフィルタを使用することで、特定のイベントの統合機能やスクリプトの読み込みを制御でき、パフォーマンスの最適化や、不要なリソースの読み込みを避けることができます。
このフィルタは、以下のような機能を実装する際によく使用されます:
- イベント表示のカスタマイズ
- サードパーティサービスとの統合
- 特定のリソースの読み込み制御
- イベントデータのフィルタリング
- プラグインの競合解決
- ユーザーのフィルタリングオプションの設定
構文
apply_filters( "tec_events_integrations_{$type}_should_load", $should_load, $settings );
パラメータ
$type
: 統合の種類を示す文字列。たとえば、”google” や “facebook” など。$should_load
: Boolean 値で、読み込むべきかどうかを示します。$settings
: 統合に関連する設定情報を含む配列。
戻り値
このフィルタは、Boolean 値を返します。true
の場合は統合が読み込まれ、false
の場合は読み込まれません。
使用可能なプラグインのバージョン
- The Events Calendar: 変更されることがあるため、具体的なバージョンは公式サイトかプラグインの更新情報を参照してください。
- WordPress: 一般的には最新のバージョンで動作します。
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用可能性 |
---|---|
mu_plugin_loaded | 〇 |
registered_post_type | 〇 |
plugins_loaded | 〇 |
wp_roles_init | 〇 |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | 〇 |
register_sidebar | |
wp_loaded | 〇 |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | 〇 |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
サンプルコード
サンプル1: 特定の統合を読み込まない
このサンプルコードは、Google カレンダー統合を無効化します。
add_filter( 'tec_events_integrations_google_should_load', '__return_false' );
このコードは、Google カレンダーの統合機能を無効にします。
サンプル2: Salesforce統合の条件付き読み込み
このサンプルでは、特定の条件が満たされた場合に only Salesforce 統合を読み込みます。
function my_conditional_salesforce_load( $should_load ) {
if ( is_user_logged_in() ) {
return true;
}
return false;
}
add_filter( 'tec_events_integrations_salesforce_should_load', 'my_conditional_salesforce_load' );
このコードは、ユーザーがログインしている場合にのみ Salesforce 統合を読み込むようにします。
サンプル3: 複数の統合を設定する
このサンプルコードでは、複数の統合に対して条件を設定します。
add_filter( 'tec_events_integrations_google_should_load', '__return_true' );
add_filter( 'tec_events_integrations_facebook_should_load', '__return_false' );
このコードは、Google 統合を有効化し、Facebook 統合を無効化します。
サンプル4: 統合の設定を変更する
このコードは、特定の状況で統合の設定を変更します。
add_filter( 'tec_events_integrations_zoom_should_load', function( $should_load ) {
return is_single() ? true : false;
} );
このコードは、単一のイベントページのときにのみ Zoom 統合を読み込むようにします。
サンプル5: 統合の読み込みのデバッグ
このコードでは、統合が実際に読み込まれたかどうかをデバッグします。
add_filter( 'tec_events_integrations_google_should_load', function( $should_load ) {
error_log( 'Google integration load: ' . ( $should_load ? 'Yes' : 'No' ) );
return $should_load;
} );
このコードは、Google 統合が読み込まれるかどうかをログに記録します。
これらのサンプルは、The Events Calendar プラグインの tec_events_integrations_{$type}_should_load
フィルタを利用して、特定の統合機能を制御する方法を示しています。