プラグインThe Events Calendarのtec_events_query_current_momentフィルタの使用方法・解説

概要

tec_events_query_current_momentフィルタは、The Events Calendarプラグイン内で現在の日時情報をカスタマイズするために使用されます。このフィルタを利用すると、イベントリストやカレンダー表示における時間の解釈を変更することができます。以下は、このフィルタが特に役立つ機能の例です。

特定のタイムゾーンに基づいた日時の調整
カスタム日時フォーマットの適用
現在の日時に基づく条件付きクエリの構築
イベントのフィルタリングに使用される現在日時の調整
特定の日付範囲の範囲内にあるイベントの表示制御
管理画面でのカスタムイベント日時の設定

構文

このフィルタの構文は以下の通りです。

add_filter('tec_events_query_current_moment', 'your_custom_function');

パラメータ

$current_moment: 現在のUTC日時 (DateTimeオブジェクト)

戻り値

カスタマイズした$current_momentまたはそのままのDateTimeオブジェクト

バージョン情報

The Events Calendarバージョン: 6.0以上
WordPressバージョン: 5.0以上

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード1: ティムゾーンの調整

このコードは、UTCから日本標準時に変換する例です。

add_filter('tec_events_query_current_moment', function($current_moment) {
    $timezone = new DateTimeZone('Asia/Tokyo');
    return $current_moment->setTimezone($timezone);
});

サンプルコード2: 特定の日時に固定

このコードは、現在の日時を特定の日付に固定する例です。

add_filter('tec_events_query_current_moment', function($current_moment) {
    return new DateTime('2023-05-01 00:00:00');
});

サンプルコード3: カスタムの日時フォーマット

このコードは、特定のフォーマットで日時を取得する例です。

add_filter('tec_events_query_current_moment', function($current_moment) {
    return $current_moment->format('Y-m-d H:i:s');
});

サンプルコード4: 現在日時を次の週の月曜日に変更

このコードは、現在日時を次の週の月曜日に変更する例です。

add_filter('tec_events_query_current_moment', function($current_moment) {
    return $current_moment->modify('next Monday');
});

サンプルコード5: 特定の日付を基にフィルタリングする

このコードは、特定の日付を基にイベントをフィルタリングする際に使う例です。

add_filter('tec_events_query_current_moment', function($current_moment) {
    return new DateTime('2023-04-01');
});

各サンプルコードは、著作権フリーの情報を基に構成されていますので、自由に利用することができます。

概要

構文