概要
tec_is_view
関数は、The Events Calendar プラグインの特定のビュー(カレンダーのビュー、リストのビューなど)を判別するための条件をチェックするために使用されます。この関数は、さまざまなフックを使用して、特定のビューに基づいて異なる処理を行う際に便利です。以下は、tec_is_view
が実装されることが多い機能の例です。
- カレンダーやリストの表示を切り替えるカスタムテンプレートの作成
- 特定のビューにのみ適用されるスタイルやスクリプトの読み込み
- ビューに基づいたカスタムクエリの実行
- ユーザーインターフェースのカスタマイズ(ボタンの表示/非表示など)
- 特定のビューでのみ表示されるコンテンツの制御
- SEO最適化のためのメタタグの追加
構文
tec_is_view( $view = '' )
パラメータ
$view
(string): 判別したいビューの名前(オプショナル)
戻り値
- (boolean): 指定されたビューに対して真偽値を返す
使用可能なプラグインバージョン
- The Events Calendar: 5.x 以上
使用可能なワードプレスバージョン
- WordPress: 5.0 以上
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用例 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | 〇 |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | 〇 |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | 〇 |
wp | |
template_redirect | 〇 |
get_header | |
wp_head |
サンプルコード
サンプルコード 1
if (tec_is_view('month')) {
// 月間カレンダーが表示されている場合の処理
echo "月間カレンダーです。";
}
このコードは、現在のビューが月間カレンダーであるかをチェックし、その場合にメッセージを表示します。
サンプルコード 2
if (tec_is_view('day')) {
// 特定の日のイベントを表示
add_action('wp_enqueue_scripts', 'enqueue_day_view_scripts');
function enqueue_day_view_scripts() {
wp_enqueue_script('day-view-script', get_template_directory_uri() . '/js/day-view.js', array('jquery'), null, true);
}
}
このコードでは、特定の日のビューが表示されているときに、特別なスクリプトを読み込む例を示しています。
サンプルコード 3
if (tec_is_view('list')) {
// リストビュー用のカスタムクエリ
add_action('pre_get_posts', function($query) {
if ($query->is_main_query() && $query->is_post_type_archive('tribe_events')) {
$query->set('posts_per_page', 10);
}
});
}
このコードは、リストビューの場合にイベントの投稿数を制限するカスタムクエリを作成します。
サンプルコード 4
if (tec_is_view('month')) {
add_filter('tribe_events_event_content', function($content) {
return $content . '<p>カレンダー表示中です。</p>';
});
}
このコードは、月のビューのときにイベントコンテンツに追加メッセージを付加します。
サンプルコード 5
if (tec_is_view('photo')) {
// 写真ビュー専用のカスタマイズ処理
remove_action('the_content', 'default_event_content');
}
このコードは、写真ビューの場合にデフォルトのイベントコンテンツを削除する例を示しています。