プラグインUser Role Editorのure_admin_menu_access_not_block_urlフィルタの使用方法・解説

概要

ure_admin_menu_access_not_block_urlフィルタは、WordPressプラグインUser Role Editorにおいて特定のURLへのアクセスを制御するためのフックです。このフィルタを使用することで、特定のユーザー役割が特定の管理ページや設定ページへのアクセスを制限しないように設定することができます。主に以下のような機能を実装する際に使用されることが多いです。

ユーザーの役割に基づくカスタム管理メニューの表示制御
管理ページへのアクセス制限を緩和する
管理者が許可したページへのアクセスを特定の役割に提供する
プラグインまたはテーマの設定ページのアクセス調整
セキュリティ要件に基づく管理エリアのアクセス制御のカスタマイズ
より柔軟な権限管理を実現するカスタムコードの提供

構文

add_filter('ure_admin_menu_access_not_block_url', 'your_function_name', 10, 1);

パラメータ

$url (string): アクセスを制限しないURL。

戻り値

(string): アクセス制限を行わないようにカスタマイズされたURL。

使用可能なプラグインバージョン

User Role Editor version: 4.60 以降

使用可能なWordPressバージョン

WordPress version: 5.0 以降

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプル1: 特定のURLアクセスを許可する

add_filter('ure_admin_menu_access_not_block_url', 'allow_specific_url_access');

function allow_specific_url_access($url) {
    // 特定のURLへのアクセスを許可する
    if ($url === 'admin.php?page=specific-page') {
        return $url;
    }
    // その他のURLは変更しない
    return $url;
}

このコードは、’admin.php?page=specific-page’という特定のURLへのアクセスを許可します。

サンプル2: 管理者以外のユーザーにURLアクセスを許可する

add_filter('ure_admin_menu_access_not_block_url', 'allow_url_for_non_admins');

function allow_url_for_non_admins($url) {
    // 現在のユーザーの役割が管理者でない場合、特定のURLへアクセスを許可
    if (!current_user_can('administrator') && $url === 'admin.php?page=another-page') {
        return $url;
    }
    return $url;
}

このコードは、管理者以外のユーザーが’another-page’にアクセスできるようにします。

サンプル3: ログインユーザーにアクセスを許可する

add_filter('ure_admin_menu_access_not_block_url', 'grant_access_to_logged_in_users');

function grant_access_to_logged_in_users($url) {
    // ログインしているユーザーには特定のURLへのアクセスを許可
    if (is_user_logged_in() && $url === 'admin.php?page=logged-in-page') {
        return $url;
    }
    return $url;
}

このコードは、ログインしているユーザーが’logged-in-page’にアクセスできるようにします。

サンプル4: 特定の役割に対するURLアクセス制限の無効化

add_filter('ure_admin_menu_access_not_block_url', 'disable_access_for_role');

function disable_access_for_role($url) {
    // 特定の役割（例: editor）のユーザーに対してURLアクセスを無効にする
    if (user_can(get_current_user_id(), 'editor') && $url === 'admin.php?page=restricted-page') {
        return ''; // 空の文字列を返すことでアクセスを禁止
    }
    return $url;
}

このコードは、editor役割のユーザーが’restricted-page’にアクセスできないようにします。

サンプル5: カスタム条件でURLアクセスを許可する

add_filter('ure_admin_menu_access_not_block_url', 'custom_url_access_logic');

function custom_url_access_logic($url) {
    // 特定の条件に基づいてURLアクセスを許可
    if (current_user_can('manage_options') || is_admin()) {
        return $url; // 管理者または特定のアクセス権を持つ場合は許可
    }
    return $url; // それ以外は元のURLを返す
}

このコードは、管理者または特定の権限を持つ場合のみURLへのアクセスを許可します。

概要

構文