プラグインWooCommerceのwoocommerce_api_key_last_access_datetimeフィルタの使用方法・解説

概要

woocommerce_api_key_last_access_datetime フィルタは、WooCommerceのAPIキーの最終アクセス日時をカスタマイズするために使用されるフックです。このフィルタを用いることで、特定の条件に基づいてAPIキーの最後のアクセス日時を変更したり、追加の処理を実行することが可能になります。特に、セキュリティやメンテナンスの観点からAPIキーの使用状況を追跡する際に便利です。

このフィルタは、以下のような機能を実装する際によく使われます：

1. APIキーのアクセス履歴の保存
2. 特定のユーザーのAPIキーの使用状況のモニタリング
3. APIキーの不正使用検出
4. アクセス日時に基づいてAPIキーの有効性を制御
5. ログインしたユーザーのアクティビティを記録
6. カスタムダッシュボードでの使用状況の表示

構文

add_filter( 'woocommerce_api_key_last_access_datetime', 'your_custom_function', 10, 2 );

パラメータ

• $datetime (string): 最終アクセス日時の文字列形式。
• $key (string): APIキーのID。

戻り値

• 修正された最終アクセス日時 (string)。

使用可能なバージョン

• WooCommerce: 3.0 以上
• WordPress: 4.0 以上

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード1: アクセス日時を現在の日時にリセット

add_filter( 'woocommerce_api_key_last_access_datetime', 'reset_api_key_access_time', 10, 2 );

function reset_api_key_access_time( $datetime, $key ) {
    return current_time( 'mysql' );
}

このコードは、APIキーがアクセスされるたびに最終アクセス日時を現在の日時にリセットします。

引用元: https://developer.wordpress.org

サンプルコード2: 条件に基づいて最終アクセス日時を変更

add_filter( 'woocommerce_api_key_last_access_datetime', 'conditional_access_time_change', 10, 2 );

function conditional_access_time_change( $datetime, $key ) {
    if ( strpos( $key, 'specific_condition' ) !== false ) {
        return '2022-01-01 00:00:00';
    }
    return $datetime;
}

特定の条件に基づき、特定のAPIキーの場合のみ最終アクセス日時を固定の日時に変更します。

引用元: https://developer.wordpress.org

サンプルコード3: ログにアクセス日時を記録

add_filter( 'woocommerce_api_key_last_access_datetime', 'log_api_key_access_time', 10, 2 );

function log_api_key_access_time( $datetime, $key ) {
    error_log( "API Key: $key was accessed at $datetime" );
    return $datetime;
}

このコードは、APIキーのアクセス時にその日時をエラーログに記録します。

引用元: https://developer.wordpress.org

サンプルコード4: 特定ユーザーのアクセスのみ記録

add_filter( 'woocommerce_api_key_last_access_datetime', 'user_based_access_time', 10, 2 );

function user_based_access_time( $datetime, $key ) {
    if ( get_current_user_id() === 1 ) {
        return current_time( 'mysql' );
    }
    return $datetime;
}

現在のユーザーが特定のIDを持つ場合のみ、最終アクセス日時を更新します。

引用元: https://developer.wordpress.org

サンプルコード5: 最終アクセス日時をUTCで取得

add_filter( 'woocommerce_api_key_last_access_datetime', 'utc_access_time', 10, 2 );

function utc_access_time( $datetime, $key ) {
    return gmdate( 'Y-m-d H:i:s' );
}

このコードは、最終アクセス日時をUTC形式で返します。

引用元: https://developer.wordpress.org