プラグインWooCommerceのwoocommerce_attribute_show_in_nav_menusフィルタの使用方法・解説

概要

woocommerce_attribute_show_in_nav_menusは、WooCommerce内の商品の属性がナビゲーションメニューに表示されるかどうかを制御するためのフィルターフックです。このフィルターを使用すると、特定の条件に基づいて属性の表示を制御できるため、メニューのカスタマイズが容易になります。一般的に、このフィルターは以下のような機能を実装する際によく使用されます。

商品属性をナビゲーションメニューに表示するか制御する。
特定のカテゴリーの商品に基づいてナビゲーションメニューを動的に変更する。
管理者が設定した特定の条件に応じて属性の表示を制御する。
SEO対策として、ナビゲーションメニューの内容を最適化する。
特定のユーザー権限に基づいてナビゲーションメニューを変更する。
顧客の購入履歴に基づいて、関連商品の属性をナビゲーションメニューに表示する。

構文

add_filter( 'woocommerce_attribute_show_in_nav_menus', 'function_name', 10, 3 );

パラメータ

$show (bool): 属性がナビゲーションメニューに表示されるかどうかの既定値。
$attribute (object): 属性オブジェクト。
$taxonomy (string): 属性のタクソノミー名。

戻り値

bool: 属性がナビゲーションメニューに表示される場合はtrue、表示されない場合はfalse。

使用可能なバージョン

WooCommerceのバージョン: 3.0以降
WordPressのバージョン: 4.0以降

サンプルコード

サンプルコード1: 特定の属性をナビゲーションメニューから削除

add_filter( 'woocommerce_attribute_show_in_nav_menus', 'remove_color_attribute_from_menu', 10, 2 );
function remove_color_attribute_from_menu( $show, $attribute ) {
    if ( 'pa_color' === $attribute->name ) {
        return false;
    }
    return $show;
}

このサンプルコードは、カラー属性（pa_color）をナビゲーションメニューから表示しないように設定しています。

サンプルコード2: 特定のユーザーに対して属性を表示

add_filter( 'woocommerce_attribute_show_in_nav_menus', 'show_attribute_for_specific_user', 10, 2 );
function show_attribute_for_specific_user( $show, $attribute ) {
    if ( current_user_can( 'administrator' ) ) {
        return true; // 管理者には表示
    }
    return $show;
}

このコードは、管理者ユーザーには特定の属性をナビゲーションメニューに表示するように制御しています。

サンプルコード3: 商品カテゴリーによる属性の表示制御

add_filter( 'woocommerce_attribute_show_in_nav_menus', 'show_attribute_based_on_category', 10, 2 );
function show_attribute_based_on_category( $show, $attribute ) {
    if ( is_product_category( 'special-products' ) ) {
        return true; // 'special-products' カテゴリーの場合は表示
    }
    return $show;
}

このサンプルコードは、特定のカテゴリー（special-products）に属する場合のみ、属性をナビゲーションメニューに表示します。

サンプルコード4: SEO対策として特定の属性を表示

add_filter( 'woocommerce_attribute_show_in_nav_menus', 'seo_show_attribute', 10, 2 );
function seo_show_attribute( $show, $attribute ) {
    if ( 'pa_material' === $attribute->name ) {
        return true; // 素材属性を表示
    }
    return $show;
}

このコードは、SEO目的で素材属性（pa_material）を常にナビゲーションメニューに表示するように設定しています。

サンプルコード5: 購入履歴に基づく属性の表示

add_filter( 'woocommerce_attribute_show_in_nav_menus', 'show_attribute_based_on_purchase_history', 10, 2 );
function show_attribute_based_on_purchase_history( $show, $attribute ) {
    if ( have_posts() && is_user_logged_in() ) {
        return true; // ログインしたユーザーには常に表示
    }
    return $show;
}

このサンプルコードでは、ログインしたユーザーには常に属性をナビゲーションメニューに表示します。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用可能性
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

概要

構文