概要
woocommerce_coupon_loaded
アクションフックは、WooCommerceでクーポンがデータベースから読み込まれた際に実行されます。このフックは、特定のクーポンが適用される前またはそれに関連する情報を扱いたいときに役立ちます。これにより、クーポンのプロパティや動作を拡張または変更することができます。
このフックは以下のような機能を実装する際に使用されることが多いです。
- クーポンの属性や条件をカスタマイズする
- クーポンが適用された際のユーザー通知の追加
- 特定の条件に応じたクーポンの有効性チェック
- クーポンに関連するメタデータの追加または変更
- カスタムクーポン仕組みの実装
- ロギングやデバッグ情報の収集
構文
do_action( 'woocommerce_coupon_loaded', $coupon );
パラメータ
$coupon
: 読み込まれたクーポンオブジェクト
戻り値
このアクションフックは戻り値を持ちません。
使用可能なバージョン
- WooCommerce: 2.1以降
- WordPress: 最低バージョン要件はありませんが、推奨は5.0以降
サンプルコード
サンプルコード1: クーポンの名前をログに記録する
このコードは、読み込まれたクーポンの名前をデバッグログに出力します。
add_action('woocommerce_coupon_loaded', 'log_coupon_name');
function log_coupon_name($coupon) {
error_log('読み込まれたクーポン名: ' . $coupon->get_code());
}
サンプルコード2: クーポンの使用回数を制限する
このコードは、特定のクーポンの使用回数に制限を追加します。
add_action('woocommerce_coupon_loaded', 'restrict_coupon_usage');
function restrict_coupon_usage($coupon) {
if ($coupon->get_code() === '特別クーポン') {
$coupon->set_usage_limit(5); // 5回の使用を制限
}
}
サンプルコード3: クーポンの説明をカスタマイズする
このコードは、特定のクーポンの説明を変更します。
add_action('woocommerce_coupon_loaded', 'custom_coupon_description');
function custom_coupon_description($coupon) {
if ($coupon->get_code() === '割引10%') {
$coupon->set_description('申し込み時に割引を受けられます。');
}
}
サンプルコード4: クーポンが無効な場合のエラーメッセージを追加する
このコードは、無効なクーポンに関するエラーメッセージを出力します。
add_action('woocommerce_coupon_loaded', 'check_coupon_validity');
function check_coupon_validity($coupon) {
if (!$coupon->is_valid()) {
wc_add_notice(__('このクーポンは無効です。'), 'error');
}
}
サンプルコード5: カスタムメタデータをクーポンに追加する
このコードは、カスタムメタデータをクーポンに追加します。
add_action('woocommerce_coupon_loaded', 'add_custom_coupon_meta');
function add_custom_coupon_meta($coupon) {
$coupon->update_meta_data('custom_key', 'カスタム値');
}
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用例 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |