概要
woocommerce_cross_sells_columns
は、WooCommerceのクロスセル商品を表示する際に、カラムの数を変更するためのフィルターフックです。このフックを使用することで、オンラインショップにおける関連商品やアップセル商品の見せ方をカスタマイズすることができます。主に以下のような機能を実装する際によく使われます:
- クロスセル商品の表示数を変更
- テーマに合わせたレイアウトの調整
- モバイルデバイス向けの表示最適化
- 特定の条件に基づいた商品の表示制御
- マーケティング戦略に基づいた商品の選定
- ショップ全体のUX向上
構文
add_filter('woocommerce_cross_sells_columns', 'custom_cross_sells_columns');
パラメータ
columns
(int): 現在のカラム数。
戻り値
- (int): 変更後のカラム数。
使用可能なプラグインのバージョン
- WooCommerce: バージョン 2.1 以降
- WordPress: バージョン 4.0 以降
サンプルコード
サンプル1: クロスセル商品のカラム数を3に変更
add_filter('woocommerce_cross_sells_columns', function() {
return 3;
});
このコードは、クロスセル商品の展示カラム数を3に設定します。
サンプル2: デバイスによってクロスセルのカラム数を変更
add_filter('woocommerce_cross_sells_columns', function($columns) {
if ( wp_is_mobile() ) {
return 1; // モバイルでは1カラムに
}
return 2; // デスクトップでは2カラムに
});
このコードは、モバイルデバイスの時には1カラム、デスクトップの時には2カラムに切り替えます。
サンプル3: 特定の条件下でクロスセル商品を1カラムに設定
add_filter('woocommerce_cross_sells_columns', function($columns) {
if ( is_product_category('sale') ) {
return 1; // セール中カテゴリーでは1カラム
}
return $columns; // その他のカテゴリーはそのまま
});
このコードは、「セール中」の商品カテゴリーにいる時のみ、クロスセル商品のカラムを1に設定します。
サンプル4: 管理画面での確認用にカラム数を10に設定
add_filter('woocommerce_cross_sells_columns', function() {
return 10; // 管理画面でのデバッグ用に10カラムを表示
});
管理画面のデバッグ用に、クロスセル商品のカラム数を一時的に10に設定します。
サンプル5: 特定の製品IDに基づいてカラム数を変更
add_filter('woocommerce_cross_sells_columns', function($columns) {
global $product;
if ($product->get_id() === 123) {
return 4; // 特定の製品ID (123) の場合は4カラム
}
return $columns; // その他は変更なし
});
このコードは、特定の製品IDの場合に限り、クロスセル商品のカラムを4に変更します。
この関数のアクションでの使用可能性
アクション名 | 使用可能性 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |