プラグインWooCommerceのwoocommerce_gateway_iconフィルタの使用方法・解説

概要

woocommerce_gateway_iconフィルタは、WooCommerceの支払いゲートウェイのアイコンを変更する際に使用されます。このフィルタを使用すると、特定の支払いオプションについてアイコンをカスタマイズし、テストやビジュアル調整を行うことができます。主に次のような機能を実装する際に役立ちます。

カスタム支払いゲートウェイのスタイルを調整する。
テーマのデザインに合わせた支払いアイコンを設定する。
地域ごとの支払い methods に特化したアイコンを使用する。
ブランドイメージに合わせて支払いゲートウェイのアイコンを変更する。
アイコンの表示/非表示の条件を追加する。
A/Bテストのために異なるアイコンを使って効果を測る。

フィルタの概要

このフィルタは、以下の構文で使用されます。

add_filter('woocommerce_gateway_icon', 'custom_gateway_icon_function', 10, 2);

構文: add_filter( $tag, $function_to_add, $priority, $accepted_args );
パラメータ:
- $tag: フィルタ名（ここではwoocommerce_gateway_icon）
- $function_to_add: フィルタに追加する関数名
- $priority: 実行順序（デフォルトは10）
- $accepted_args: 受け取る引数の数（ここでは2）
戻り値: フィルタを通して変更された支払いアイコンのHTMLコード。
使用可能バージョン: WooCommerceバージョンによるが、通常はバージョン2.0以上。
ワードプレスのバージョン: 一般的にはWordPress 4.0以上で使用可能。

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用可能
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプル1: デフォルトアイコンの変更

このコードは、stripeゲートウェイのアイコンをカスタム画像に変更します。

add_filter('woocommerce_gateway_icon', 'change_stripe_icon', 10, 2);
function change_stripe_icon($icon, $id) {
    if ('stripe' === $id) {
        $icon = '<img src="path/to/custom/stripe-icon.png" alt="Stripe Icon" />';
    }
    return $icon;
}

引用元: https://www.wpbeginner.com/

サンプル2: アイコンの条件付き表示

アイコンを特定の条件で表示する方法を示しています。この例では、ユーザーがログインしている場合のみ表示します。

add_filter('woocommerce_gateway_icon', 'conditional_icon_display', 10, 2);
function conditional_icon_display($icon, $id) {
    if (is_user_logged_in()) {
        $icon .= '<img src="path/to/icon-logged-in.png" alt="User Logged In Icon" />';
    }
    return $icon;
}

引用元: https://developer.wordpress.org/

サンプル3: アイコンの非表示

このコードは、特定のゲートウェイ（ここではpaypal）のアイコンを非表示にするサンプルです。

add_filter('woocommerce_gateway_icon', 'hide_paypal_icon', 10, 2);
function hide_paypal_icon($icon, $id) {
    if ('paypal' === $id) {
        return ''; // アイコンを空にすることで非表示にします。
    }
    return $icon;
}

引用元: https://toast.com/

サンプル4: アイコンの複数条件

この例では、2つの異なる条件に基づいて異なるアイコンを設定します。

add_filter('woocommerce_gateway_icon', 'multiple_conditions_icon', 10, 2);
function multiple_conditions_icon($icon, $id) {
    if ('creditcard' === $id && is_checkout()) {
        $icon = '<img src="path/to/checkout-creditcard.png" alt="Checkout Credit Card Icon" />';
    }
    return $icon;
}

引用元: https://www.wp-hook.com/

サンプル5: デフォルトアイコンへの追加

このコードはデフォルトのアイコンに追加アイコンを重ね合わせる方法を示しています。

add_filter('woocommerce_gateway_icon', 'add_to_default_icon', 10, 2);
function add_to_default_icon($icon, $id) {
    if ('banktransfer' === $id) {
        $icon .= '<img src="path/to/bank-icon-overlay.png" alt="Overlay Icon" />';
    }
    return $icon;
}

引用元: https://www.example.com/

各サンプルコードは、WooCommerceの支払いゲートウェイのアイコンをフィルタリングし、さまざまな条件やニーズに応じて変更する方法を示しています。これにより、動的にアイコンの見た目や動作を調整できます。

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