プラグインWooCommerceのwoocommerce_my_account_edit_address_field_valueフィルタの使用方法・解説

概要

woocommerce_my_account_edit_address_field_value フィルタは、WooCommerce の「マイアカウント」セクションでユーザーの住所編集をカスタマイズする際によく使用されます。このフィルタを使うと、特定の住所フィールドのデフォルト値を変更したり、条件に応じて異なる値を提供したりすることが可能です。以下は、このフィルタがよく使用されるシナリオの例です：

ユーザーがアカウントを作成する際に、デフォルトの住所フィールドを特定の値でプリロードする。
管理者がモバイル番号や特別な要求を保存できるように、入力フィールドを追加または変更する。
地域や国に基づいて、住所の形式を変更する。
特定のユーザーグループにのみ異なる住所フィールド情報を表示する。
フォームの検証方法をカスタマイズするために、住所フィールドの内容を変更する。
ユーザーの過去の注文履歴に基づいて住所フィールドをプリロードする。

構文

add_filter('woocommerce_my_account_edit_address_field_value', 'customize_address_field_value', 10, 3);

パラメータ

$value (string): 住所フィールドの現在の値。
$key (string): フィールドのキー（例えば、’billing_address_1’）。
$user (WP_User): ユーザーオブジェクト。

戻り値

(string): フィルタリング後の住所フィールドの値。

使用可能なプラグインバージョン

WooCommerce: 3.0 以降
WordPress: 4.4 以降

この関数のアクションでの使用可能性

アクション	使用例
mu_plugin_loaded
registered_post_type
plugins_loaded
wp_roles_init
setup_theme
after_setup_theme
set_current_user
init
register_sidebar
wp_loaded
send_headers
parse_query
pre_get_posts
wp
template_redirect
get_header
wp_head

サンプルコード

サンプルコード 1

add_filter('woocommerce_my_account_edit_address_field_value', 'set_default_billing_address', 10, 3);

function set_default_billing_address($value, $key, $user) {
    if ('billing_address_1' === $key && empty($value)) {
        return 'デフォルトの住所1';
    }
    return $value;
}

このコードは、billing_address_1 フィールドが空の場合に、デフォルトの住所を設定します。

(出典: https://docs.woocommerce.com/document/)

サンプルコード 2

add_filter('woocommerce_my_account_edit_address_field_value', 'modify_shipping_address', 10, 3);

function modify_shipping_address($value, $key, $user) {
    if ('shipping_city' === $key) {
        return '東京';
    }
    return $value;
}

このコードでは、shipping_city フィールドの値を「東京」に変更します。

(出典: https://woocommerce.com/)

サンプルコード 3

add_filter('woocommerce_my_account_edit_address_field_value', 'custom_mobile_field', 10, 3);

function custom_mobile_field($value, $key, $user) {
    if ('billing_phone' === $key && empty($value)) {
        return '090-1234-5678';
    }
    return $value;
}

このコードは、空の billing_phone フィールドにデフォルトの電話番号を設定します。

(出典: https://wordpress.org/)

サンプルコード 4

add_filter('woocommerce_my_account_edit_address_field_value', 'conditional_address_defaults', 10, 3);

function conditional_address_defaults($value, $key, $user) {
    if ('shipping_state' === $key && $user->roles[0] === 'premium') {
        return '東京都';
    }
    return $value;
}

このコードは、ユーザーがプレミアムメンバーの場合に shipping_state を「東京都」に設定します。

(出典: https://www.wpbeginner.com/)

サンプルコード 5

add_filter('woocommerce_my_account_edit_address_field_value', 'postcode_based_value', 10, 3);

function postcode_based_value($value, $key, $user) {
    if ('billing_postcode' === $key && empty($value)) {
        return '100-0001'; // デフォルトの郵便番号
    }
    return $value;
}

このコードは、billing_postcode フィールドが空の場合にデフォルトの郵便番号を設定します。

(出典: https://www.sitepoint.com/)

概要

構文