概要
フィルタ woocommerce_product_import_batch_size
は、WooCommerce における製品インポート時のバッチサイズを変更するために使用されます。このフィルタは特に大量の製品をインポートする際に便利で、インポートのパフォーマンスやサーバーの負荷を最適化することができます。考えられる使用ケースは以下の通りです:
- 大規模データのインポート:数千から数万の製品を一度にインポートする場合。
- サーバー性能の調整:サーバーのリソースに合わせたインポートバッチサイズの調整。
- エラーハンドリングの改善:特定の条件で処理を分割し、失敗を簡単に特定できるようにする。
- レスポンスタイムの最適化:インポート処理にかかる時間を短縮し、ユーザー体験を向上させる。
- 同時処理の最大化:複数のインポートプロセスを同時に実行する際に、各プロセスの負荷を調整する。
- メモリ管理:インポート処理によるメモリ消費を制御し、サーバーの安定性を保つ。
構文
add_filter('woocommerce_product_import_batch_size', 'custom_import_batch_size');
function custom_import_batch_size($batch_size) {
return 50; // 例として50に設定
}
パラメータ
$batch_size
(int): デフォルトのインポートバッチサイズ。
戻り値
- (int): 変更後のバッチサイズ。
使用可能なプラグインのバージョン
- WooCommerce: 3.0以上
- WordPress: 4.0以上
この関数のアクションでの使用可能性
アクション | 使用可能性 |
---|---|
mu_plugin_loaded | |
registered_post_type | |
plugins_loaded | |
wp_roles_init | |
setup_theme | |
after_setup_theme | |
set_current_user | |
init | |
register_sidebar | |
wp_loaded | |
send_headers | |
parse_query | |
pre_get_posts | |
wp | |
template_redirect | |
get_header | |
wp_head |
サンプルコード
サンプルコード1
このコードでは、バッチサイズを10に設定しています。これにより、製品インポート時に一度に処理される製品の数が減少します。
add_filter('woocommerce_product_import_batch_size', function($batch_size) {
return 10;
});
サンプルコード2
ここでは、もともとのバッチサイズの倍の値を設定する例を示します。パフォーマンス向上を目指します。
add_filter('woocommerce_product_import_batch_size', function($batch_size) {
return $batch_size * 2;
});
サンプルコード3
このコードは、特定の条件下でバッチサイズを変える方法を示しています。特定のユーザーが管理者である場合、バッチサイズを100に設定します。
add_filter('woocommerce_product_import_batch_size', function($batch_size) {
return current_user_can('administrator') ? 100 : $batch_size;
});
サンプルコード4
ここでは、バッチサイズをランダムに設定する例を示します。これにより、インポートの負荷が変わります。
add_filter('woocommerce_product_import_batch_size', function($batch_size) {
return rand(20, 50);
});
サンプルコード5
このコードでは、特定の製品カテゴリに基づいてバッチサイズを変更します。特定のカテゴリの製品のインポートを容易にします。
add_filter('woocommerce_product_import_batch_size', function($batch_size) {
return has_term('特定カテゴリ名', 'product_cat') ? 30 : $batch_size;
});
引用元のページは特定のURLはありませんが、それぞれの機能に関するワードプレスのドキュメントを参考にしています。